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札内川ヒュッテの薪ストーブは、煙筒の詰まりに起因する不完全燃焼により、
改善の余地があると村役場にメールを差し上げましたが、なしのつぶてです。
2003年に奥入瀬渓流で天然林の落木事故で下半身麻痺を負った方が損害賠償
を求めた裁判では、自然木の枝であろうが、それが管理すべき区域外であっ
たとしても(中略)管理責任があるとして国と青森県が約1億9000万円の賠
償が命じられ、裁判は最高裁で確定しました。
この裁判では国・県の無過失責任を否定したものですが、札内川ヒュッテとい
う「公の営造物の設置管理」の瑕疵、つまり一酸化炭素中毒の恐れがある薪ス
トーブの不完全燃焼の事実を通報したのですから、それは過失ではなくいった
ん事故があれば、(通報があろうがなかろうが)大きな責任を負うことになる
のは、上記判例が示す通りです。
そのような小難しいことを言うまでもなく、連絡等により「さっそく確認し、
不具合があれば改善します。」で済む話です。
なお、村関係者からの話によると、最近(業者が入ったとみられ)、煤の除去
などが行われたとです。機会があれば覗いてみて下さい。
約20年前で2億円近い賠償額ですから、いったん事故があれば今のご時世、求
償権を行使されたら身の破滅です。市井の人の声にも謙虚に耳を傾けるべきで
すね。
いずれにしても札内川ヒュッテはトイレについても改善の方向に向かうでしょう
から、利用者としては心してきれいに大事に使うことに尽きます。
画像1枚目:ストーブもあって
2枚目:薪も用意してくれているのに
3枚目:燃えないからと言って木質の枠のすぐ近くに薪を捨て置いて
は困ります。
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