ある国で、深夜、その国の首都で一番にぎわいのある大通りを車で通行中、制服を着用した官憲から停止を求められました。停止するや否や官憲は拳銃を構えながら職務質問をしたのですが、その理由は分かりません。身分を証明するものを見せたところ「行け」といったのでその場を離れました。その国を回っている間に、理不尽な扱いを受けたことはままありました。半スパイ法で長期間拘束された(言葉を交わしたことのある)人もいます。
同じ国で、タクシーの助手席に乗って目的地に向かうとき、運転手さんが官憲から、乗客と話しをしていたとして罰金の支払いを命じられました。私は果敢に対応しようとしましたが、運転手さんは「あなたはここに住んでいないからいいだろうけれど、私はここの住人だから、後々面倒なことになる。」と言うので口をはさむことをせず、現場を去ってから運転手さんに当時の一般の人の数日分の賃金に相当する金を渡したのでした。
最近、不正輸出の疑いで逮捕されて1年間近く勾留され後、無実が明らかになった事件があったものの、これは警視庁の勇み足だったことが明らかになりました。そのようなことは近時は稀なことであり、法令に則った社会になっているものと思います。
登山においても法令などで定められた禁止事項は、守られるべきではありますが、遊びである登山に関し、強い正義感に基づくのか走りませんが、第三者である者が声高に叫ぶことには大いに違和感を覚えるところです。山では静かに、山に関することも静かに話したいものです。特に他人がどのようなスタイルの登山を志向するかについての言葉遣いには、もっと慎重になってもいいものだと思うのです。
画像の3枚目は、20年前の中国北京の登山用品店です。いろいろと不自由な社会情勢の中でも、近郊のハイキングや地方の険しい山岳を何日もかけて歩く徒歩旅行(縦走)のブームが巻き起こり始めており、日本で買える欧米メーカーの品物の多くが販売されていました。
画像の2枚目は、首都に出て来て冤罪を訴える地方の人の姿です。
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