復習がてら皆様にも内容をシェア致します。
ですが、絶対、読んでわかったつもりにならない方がいいです。
山に入る仲間の一員として、
必ず「ファーストエイド講習」は受けた方、体験した方がいい!
必ず「救急セット」は持ち歩いた方がいい!
そう思いました。

何を持てばいいのかイマイチわからなかった救急セット。
受講してかなり明確になりました。
・三角巾
⇒いわゆる三角巾、あの大きさのあの形であることが重要
・滅菌ガーゼ
⇒大きいのを持ち歩き、現場で切り裂いて小さくする。
・ゴム/ビニール/プラスチックの手袋
⇒山では大概手が汚れているので、雑菌が入らないように。
・ストッキング
⇒包帯や三角巾代わりにものすごく使いやすい
・大きめのビニール袋
⇒三角巾代わりにも使えるし、傷口を洗う時に、
小さな穴をあけて水に圧力を加えるのにも使える。
・テーピング
⇒靴の補修、ガーゼの固定、腕、足首の固定・・・
とにかくいろいろ使えます。

自分が使い方をわからなくても、
上記の救急セットは持ち歩いた方がいいです。
事故の現場で使い方を分かる人が1人いて、
上記セットが1セット増えるだけでも、
出会ってしまった傷病者に対してできることが格段に増えます。

・手当ての強要
・死の判定
・薬品の使用
・治療
・救護で得た個人情報の公開

1.まずは深呼吸して落ち着く
2.自分達の安全を確保
3.自力救助か、救助要請するか状況判断
⇒メンバーの力量、技術、疲労度、日没までの時間、
天候、地理的条件を見て総合的に判断すること。
4.今いるメンバーで役割分担をする
⇒役割は以下。
指示係・・・烏合の衆にならないように。
応急処置係・・・それぞれが別の処置をしないように。
連絡係・・・救助要請などの準備
励まし係・・・傷病者への気づかい、意識不明時の声がけ
雑務係・・・荷物から必要な物を出したり諸々。
記録係・・・処置の時間・内容、天候、状態等を記録。

どこでいつどのような状態で傷を負ったのか、
いつどういう処置をしたのか。
傷病者の同意を得て処置したのか。
現場はどのような天候か。
きちんと記録をつけておくことで、
救助要請の連絡がスムーズになるし、
救助側の計画も立てやすくなる。
しかも、医療機関での処置も正確に行える。

・現場の危険性の確認
・感染の防止
・相手の視野に入って声をかける。
⇒急に声をかけて急に動くことで傷・怪我が悪化することもある。

ぐ→ぐったり(意識はあるか)
あ→あせ(冷や汗が出てないか)
い→いき(呼吸が確保できてるか、早い息になってないか:正常値12〜16回/分)
よ→よわいみゃく(脈が正常か:正常値約70回/分)
そう→そうはく(顔が蒼白になっていないか)
なにか行動を起こす時は声出し確認を。
傷病者への同意をとることにもなるし、
自分の声を聞くことで落ち着く効果もある。
仲間内でのチェックの意味もある。

血を止める時はガーゼで傷口を丸ごと押さえる
→5分経てば血は止まる方向に向かう。
→体重60kgの人の血の量は4.5L。
一度に3分の1の1.5Lを失うと命が危ない。
→血がたくさん出ているように見えてもたいしたことが無い時が多いので慌てないこと。

・雑菌が入らないように気をつけること。
・小さな穴があいた容器で水圧をかけて傷を洗おう。
・糖分の入った水で洗うのはNG。
・骨が出ている時に水で洗うのもNG。

・三角巾の使い方
→包帯としての巻き方(腕・頭)
→腕の固定の仕方
→ねんざ・骨折の固定の仕方
捻挫をした時は足首の外側の腱を痛めることが多く、
転倒した時は手首の近くの骨折が多い。
・話しかけ方
・けが人が出たと仮定してチームに分かれて想定練習。
いかがでしたでしょうか。
是非、皆様もファーストエイド講習を受けてください。
赤十字でも救急法講習等やってますので、
是非受けてみてくださーい。
てか、僕も受けよっと。
Blog Verはこちら
http://yama.namaste.jp/?p=499
gaku88さん、こんばんは。
そうですね、「ファーストエイド講習」は受講した方が万が一の時には、役立ちますね。
少し、質問等をします。
「手当ての強要」ですが、大量の出血時に相手方が拒否した場合は?
「薬品の使用」に付いてですが、医療用は理解できますが、一般用医薬品については、同意を得ても使用できませんか?
「死の判定」これは、多分心肺停止時の胸骨圧迫と人工呼吸も含むと思いますが、安易な判定は出来ませんね。
「感染の防止」ですが、これは多分出血時の対応(医療用ゴム手袋の使用)と人工呼吸をする時にマウスピ−ス等の使用等と思いますが。
2.自分達の安全を確保
とありますが、疾病(病気)の方の安全が優先では?
今度、講習会(赤十字)の時にでも確認方お願いいたします。
>cprrescue様
コメントありがとうございます。
質問について返答致します。
が、ファーストエイド講習を、
1度受講しただけの素人の私の見解としてお受けとめください。
>>「手当ての強要」ですが、大量の出血時に相手方が拒否した場合は?
どんな場面でも
傷病者と会話を重ねながら事を進めるのが重要だと思いました。なので、冷静にやさしく状況を伝えながら、血を止めた方が良いと自分は考えることを話せば、きっと相手も納得してくれるのではないでしょうか。
>>「薬品の使用」に付いてですが、医療用は理解できますが、一般用医薬品については、同意を得ても使用できませんか?
医薬品の成分によってはアレルギー反応を起こす方もいらっしゃるので下手に使わない方が良いと聞きました。
同意を得たからといって使うのは僕はリスクの方が大きいように思えました。
>>「死の判定」これは、多分心肺停止時の胸骨圧迫と人工呼吸も含むと思いますが、安易な判定は出来ませんね。
そうですね。「死」ってなんだ?みたいな哲学的な話もありますしね。
>>「感染の防止」ですが、これは多分出血時の対応(医療用ゴム手袋の使用)と人工呼吸をする時にマウスピ−ス等の使用等と思いますが。
はい、そのとおりです。よくご存知ですねー。
>>2.自分達の安全を確保とありますが、疾病(病気)の方の安全が優先では?
これはまずは自分達の安全の確保と習いました。
落石、雪崩、滑落リスクの多いところに自分達がいるのにも関わらず、傷病or疾病者の安全を確保しようとすると二次遭難を招きます。そうすると、救助隊の方に倍の手間をかけることになりますし、連絡をとる手段がなくなるかもしれません。
まずは自分の安全の確保。
それから相手の安全の確保。
これは鉄則だと思いました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する