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展示内容は江戸時代に流行した富士講から、富士急行線の歴史、戦前戦後の富士山麓の写真など。今では見られない山麓の農村風景の鮮明な写真は一見の価値がありました。大月市とのコラボ企画、秀麗富嶽十二景の歴代受賞作の原版も展示されています。
昭和30年頃の「日帰りで富士登山」のポスター。当時はどんな行程で富士山へ登っていたのか・・・新宿駅発24時→河口湖駅着3時の夜行普通列車に乗り、河口湖駅からバスで富士スバルライン五合目へ。日の出と同時刻に登り始めて正午前に山頂、夕方五合目に下山する行程だったのでしょう。金曜の仕事の後に乗車わずか3時間の"夜行列車"とバスを乗り継ぎ、そのまま日中帯に富士山頂のピストンは今でいう弾丸登山よりもキツそうです。
国鉄が分割民営化する頃までは、中央本線には松本方面への夜行急行・夜行普通列車が多数運行されていて、どの列車も登山客で満員だったそうです。新宿を22〜24時ごろに発車して翌朝、松本や駒ケ根、南小谷などに到着。「アルプス」「たてしな」「霧ケ峰高原」と登山をイメージする列車名が並ぶ時刻表を眺めていると、つい旅情に耽ってしまいます。
つづく。
■世界文化遺産登録1周年記念 「富士山と鉄道」(2014/7/21まで)
http://www.ejrcf.or.jp/shinbashi/
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