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「富士山駅がスイッチバックになっているのは、山中湖方面へ延伸する計画があった」・・・?!
写真左:三つ峠駅と富士登山電車。
写真中:終点の河口湖駅。
大月から河口湖までの26.6kmを結ぶ富士急行線は、元々観光路線として建設されたわけではありませんでした。
明治35年に中央本線の大月駅が開業すると大月〜三つ峠、三つ峠と山中湖の近くにある籠坂峠の2区間に馬車鉄道が開通し、更に御殿場から延びてきた馬車鉄道と接続しました。明治末期から大正時代にかけては、大月−富士吉田−御殿場を結ぶ長大な馬車鉄道が存在していたようです。
大月側では増え続ける富士登山客を馬車鉄道ではさばき切れず、大月〜富士吉田間を鉄道が通れるように改良しましたが、御殿場側は乗客が少なく富士吉田〜御殿場の馬車鉄道は廃止。同時に富士吉田〜河口湖の路線を建設して現在の富士急行線の路線が完成しました。
その後も富士急行では廃止した富士吉田から御殿場までのルートと、富士吉田から身延線の下部への鉄道を建設する免許は持っていたようですが、実現することはありませんでした。
地図の画像は実線が現在の鉄道、点線が富士急行の未成線の推定ルートです。この路線が実現していれば、富士五湖観光や石割山、御坂山地、横浜方面から富士山周辺へのアクセスがずいぶんと便利になっていたかもしれません。
おおおおお〜目からうろこですね。
未成線が存在していたとは気が付きませんでした。もし鉄路でつなっがっていれば『富士山麓環状路線(鉄道)』として、各社(JR、小田急、富士急)なんて事も出来ましたね。
こんばんは、コメントありがとうございます。
なんで河口湖の方向に線路が延びているのに、反対向きに駅があるのかずっと不思議だったのですが、私も同様に目からウロコでした
小田急新宿発富士山行きのあさぎり号や、ホリデー快速精進湖行きなんて列車が走ったら面白いですね
こんにちは、tabidoriさん(^^)v
ワタシは鉄道好きというワケではないんですけど、
廃線やこのような幻の路線なんていう話にはとても興味があります
地図の方も拝見しましたが、現状を考えてみても、
河口湖と並び人気スポットの山中湖になぜ鉄道が延びていないのか不思議でしたが…なるほどですね
さらに興味深いのが、河口湖から下部温泉までの計画もあったとは
もしも存在していれば、西湖や本栖湖の賑わいも変わっていたかもしれませんね
何よりも我々登山者には夢のような路線です(^^)v
こんばんは!
廃線歩きや廃道歩きというジャンルのハイキング(?)もあるようですね。馬車鉄道は昭和の初めに廃止されてしまったので遺構など残っていないのが残念です。
今では山中湖も垢抜けた観光地ですが、たぶん当時は山と湖しかない辺鄙な場所で・・・温泉がある河口湖に線路を引いたほうが儲かるってことだったんでしょうね
富士山が世界遺産に認定されて観光客も増えるので、富士五湖を結ぶ高原列車の構想がでてきてもいいような気もします
たまたま日記を見ていて、タイトルで興味を惹かれ訪れたらtabidoeiさんの日記だった〜
tabidoriさんらしい日記です
知らないことだらけで、ためになります
平均時速は8キロほどだったみたい
河口湖方面はいつも車で行ってしまうけど、
電車で行くからこそ気づく事ですね。
とっても興味深いお話でした
最近オフィスに引きこもり気味でアウトドア的な活動ができないので、気晴らしにダイアリーを書いております
時速8キロだとジョギングくらいの速さですか
大月から富士吉田まで半日くらいかかりそうですね。のんびりした時代だったんだな〜
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