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[電磁スペクトル]
X線 紫外線 可視光線(紫/青/緑/黄/赤) 赤外線 電波 電力線
←波長が短い 波長が長い→
身近なところでは、X線はレントゲン、紫外線はお肌の大敵、赤外線はリモコンや遠赤外線ヒーター、電波は電子レンジや携帯電話、電力線は電気で使われています。可視光線は波長350〜800ナノメートル程度の電磁波です。太陽や蛍光灯の光が白っぽく見えるのは色々波長が混ざっているからで、朝焼けや夕焼け、モルゲンロートなどの現象は、低い位置の太陽が大気の影響で青や紫などの波長の短い色がカットされ、波長が長い赤色が残るために起こります。
デジタルカメラの画像素子は可視光線だけでなく、一部の紫外線・赤外線も感知することができますが、画像に悪影響を及ぼすため可視光線以外の領域はフィルターでカットして記録します。ただ、携帯電話やトイカメラなど高画質が要求されないカメラではこのフィルターが付いていないことが多いので、テレビのリモコンをレンズに向けると肉眼では見えない赤外線が白く光っているのが分かります(写真右)
前置きが長くなりました。写真は先月訪れた昭和新山で、真ん中の写真が赤外線撮影です。赤外線には色の概念が無いのでモノクロに映るのですが、全体的にコントラストが違って見えますよね? 可視光線と赤外線の反射率が違うため、赤外線を反射する植物の葉は明るく映り、吸収する空は濃く映ります。
人間の体もわずかな赤外線を放出しているため、サーモグラフィによって体に触れることなく体温を測定することができたりします。体の表面の皮膚は赤外線を通すので、人の顔を赤外線撮影すると肌のシワやくすみは消えて美白効果満点です。ただし赤外線を反射しない眼球は真っ黒に、表皮に近い静脈は人体模型のようにハッキリ写り、さながらホラー・・・自分の顔を撮ってみましたが、写真はグロいので自粛しました(汗)
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