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梓川のダムで最大の奈川渡ダムは高さ155mのアーチ式コンクリートダムで、アーチ式としては国内で3番目の高さです。奈川渡ダムの手前にある国道158号の新入山隧道は、国道トンネルとしては珍しいトンネル内の分岐があります(写真左)。トンネル内の分岐で右へカーブしているのが国道158号、直進が長野県道26号(野麦街道)です。昭和30年代に行われたダム工事の過程で直進するトンネルが完成した後、国道158号の新入山トンネルが開通したものと思われます。
バスの前方の座席は眺めがいいのですが、トンネルの出口が直角に曲がっていたり、トンネル自体も狭くて車幅ギリギリ、曲がりくねっているので対向の大型車が来るとぶつかりそうでスリルがあります。もちろんプロの運転手なのでそんなことは無いのですが。
安房峠有料道路が開通してからは高山と松本を結ぶ大動脈となり、昭和30年代に設計されトンネルではさすがに限界が近づいてきたのか、トンネル区間の改良工事が今年度から始まりました。地図の赤い●が計画線で、奈川渡ダムの下流約2キロ地点からトンネル2本と橋梁で奈川渡ダムの付近に繋げるそうです。完成までは数年〜10年くらいかかるかもしれませんが、数少ない国道と県道の分岐隧道もいずれ役目を終えることになります。
更に国道の改良工事とは別に、松本から高山を経由して福井へ至る「中部縦貫自動車道」の一部が国道158線のバイパスという名目で計画されています。安房峠有料道路もこの自動車道の一部で、松本から中ノ湯までの自動車道が開通すれば、関東から上高地へのアクセスが格段に良くなりそうですが、安房峠トンネルは計画から開通まで30年以上かかっているので、完成する頃には私はヨボヨボになっているかも…。

http://www.ktr.mlit.go.jp/nagano/reconst/koukikaku/zyukan.html
こんにちは、tabidoriさん(^^)v
あの辺り不思議な道の作りだなあと思っていたんですが、ダム工事と密接な関係があったんですね
そういえば、乗鞍方面へ行く際もトンネル内で分岐してたような気もします。
改良工事が計画されていることも知りませんでしたが、中部縦貫道の計画がこの辺りも関連しているとは驚きでした
南アルプスにはリニア新幹線が貫通する計画ですが、そうなると北アルプスにも高速道路が横切ることになるんですねぇ。
便利にはなりますが、何だか複雑な気持ちですねぇ
>kamasenninさん
こんばんは。トンネルが作られたのが昭和30年代の初めごろだから、工事のダンプカーがすれ違える幅で設計されたんでしょうね。当時の車は今より小さかったでしょうし。乗鞍への交差点はトンネルとトンネルの間の凄い所にある丁字路でした
中部縦貫道は松本から福井まで160キロもある壮大な計画なんですよね。たぶん完成する頃には日本の人口も半分くらいに減って持て余すことになるので、国道の改良だけで十分なんじゃないかなと思います
8080です。
8月に通りましたが、松本までの158号はっきりいって、怖くて嫌ですね。ゆっくり安全に行きたいのですが、後ろの車がかなり接近してきて、身震いしました。初心者、もみじマークつけたいぐらいです。
詳しい日記為になりました。
では又
>8080さん
158号線のトンネルは大型車がすれ違うのがやっとの幅なので、乗用車が大型車に挟まれたりすると相当な圧迫感がありそうですね。自転車や歩行者も通行禁止ではないのですが、もの凄く恐ろしい思いをしそうです
確かに、車間距離をとってもらうために
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