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2010年、現役引退後に登山を再開しながら、過去記録も徐々に作成し始め、その内の一つ、武甲山の山行記録を作成する際に、如何せん、当時の地図が無いのである。
止むを得ず、下山時に使った西参道（当時）ルートは、適当に手書きしました。
ところが、先月、ヤマレコ会員の miketama さんからの情報で、昭和36年発行・実業之日本社ブルーガイドブックス『奥武蔵と比企丘陵』の存在を知り、早速、購入したところ、武甲山の地図（概念図）や登攀ルート等がキッチリと記されていた。
こうなったら、国土地理院発行の古い地図が入手できないものかと、調べてみた。幸い、「旧版地図」というものが存在し、購入できるということが判明。
これまた、早速、購入しましたので、この際、武甲山を愛する方々に紹介したいと思います。
■写真説明
左：昭和32年発行・国土地理院・5万分の1・「秩父」
中：昭和35年発行の登山案内図帖・・・知人からの情報
右：昭和36年発行・実業之日本社ブルーガイドブックス『奥武蔵と比企丘陵』の武甲山地図
※写真（中）に「白沢入口〜採石場〜屏風岩〜武甲山山頂」というルートが有ったというのが驚きです。
■気になる点
一般的に下山路として使われる西参道（武甲山山頂〜坂氷バス停）のことを、「裏参道」と表現している場合があります。
ご存知の方は情報をいただけましたら、ありがたいです。よろしく。
おはようございます raku-inkyoさん
呼ばれたようで…(^○^)
miketamaです
白沢からの登山道、
採石場を通って、素晴らしい発見ですね！
『裏参道』という呼称、
活字で残っているということは呼ばれていたのでしょうね。
昭和48年度発行の山と渓谷社
『アルパインガイド36 奥多摩・奥武蔵・陣馬高原』
が手元にあり、確認しました。
raku-inkyoさんが歩かれた武甲山から飯森平へ下りて宇根、横瀬へのルートは『西参道』記載ですね。。
>なんの さえぎるものもなく目の下には秩父盆地が広がっている。
と書いてあります。
急で滑りやすい、嫌な道だったそうですが展望は、素晴らしかったようですね！
因みにこの本を編集されたのが横山厚夫さんで亡くなった父と交流がありました。
ご著書も幾つかあります。
一応掲載地図を送りますね。
お役に立たない情報ですが。
色々な資料をお持ちなんですね〜。
「お父上が横山厚夫さんと交流がありました・・・」とは、ヤッパリ、お父上は一流の登山家だったのですね。
昭和48年度発行の山と渓谷社『アルパインガイド36 奥多摩・奥武蔵・陣馬高原』に掲載されていたという地図、お送りいただきまして、ありがとうございました。
この地図は、分かり易いですね。武甲山の山頂から尾根伝いに飯盛平まで行き、そこから下って行くという「西参道」が明確に記されています。
西武鉄道が西武秩父駅まで延びているというのも分かりますね。
また、何かありましたら、お願いしま〜すッ
raku-inkyoさん、はじめまして。
貴重な資料をご紹介いただき、ありがとうございました。
なかなか自分の生まれる前のことは判らないので、昔のルート情報が分かるのは楽しいです。
昔(50年くらい前)の生川沿いは多数の野生猿に囲まれることがあり、坂氷から羊山経由で市街地を眺めながら登るのが子供の頃は一般的で、自宅からもそのルートの九十九折の部分が見えました。
石灰岩の採掘で西尾根コースが歩けなくなったり、飯盛山とか空峠なんて名前も採掘で地図から消えてしまいました。
近所の大先輩方（８０歳前後）からは、一般路でなく林業関係者と全然違うルートでさんざん登ったものだ！」と言われたことがあります。
また、地質学会の方からは多数の鍾乳洞があり、調査が済むとすぐに塞いで一般の人にわからないようにしていると伺ってます。
内緒の道はいろいろあったようですが・・・・。
余談ばかりで申し訳ありません。
たまに昔の地図と現在を比較したいときは、以前ヤマレコで紹介された
https://purl.stanford.edu/kd477pp1888
を眺めたりしてます。
今後ともよろしくお願い致します。
bukozan
武甲山の麓で生まれ育ったので、ユーザ名が「bukozan」。
思い切った名前にしましたね〜。しかし、分かり易いですね。
1979年5月3日の過去レコ、見させていただきました。
1336ｍの山頂に登れる最後の日とは、恐れ入りました。
中でも、No.5とNo.6の写真が、何とも凄い場面が撮られていて、貴重品、いや、国宝級ですね。
No.9の写真で、「48年9月以降、この西尾根コースは通行禁止・・・」と書いてありますが、No.5の写真の中央に真っすぐ延びている道が西尾根コースですかね？
また、「子供の頃、自宅からもそのルートの九十九折の部分が見えました。」とは、西参道のことですか？
もし、西参道の写真が有りましたら、是非とも見せていただきたいものです。
添付して頂いた、stanfordの昭和7年1月発行の地図は凄いですね。
いくら拡大しても鮮明に見れるので、驚きました。
貴重なものをありがとうございます。
こちらこそ、今後ともよろしくお願いします。
こんにちは、はじめまして。
近年登山を始めたので(でも歳は相応にとってます)過去の武甲山やその他の古い登山道には興味を持っています。
ここで提示されました中央の写真の案内図とほぼ同じ様な地図が載ってるのを嘗て古書として買いました。これがそうです。奥武蔵高原と言う地図です。
https://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=2480
ほぼ同じ地図なので私のにも「裏参道」と書かれていました。
多分原図は同じなのではないかと思います。
(一方で白沢入口からの道はありませんでした)
これ以外に西参道のルートを「裏参道」と書く出典は無いかと探したら、嘗ての西参道登山口にある石碑の隣の看板に「この道は、以前、秩父市からの武甲山登山ルート(通称「裏参道」)として」と書かれた物が立っています。
こちらのサイトをご覧下さい。
http://rikotoko.jugem.jp/?eid=440
私も昨年その武甲山登山口の石碑を見たくて6月に行きました。
https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-2415186.html
ここに載せた写真8の一番左に立っている看板がそうです。
残念ながら大きく撮ったのが私の手元にはありませんが。
二種類の文献ソースから「裏参道」と表現する物があったと言う事は、おそらくそう呼んで居た時期があるのではないでしょうか。
現在ですと「裏参道」と聞くと浦山口駅へ向かう道を考えますが。
続いてコメントさせて下さい。
白沢入口からの登山道があったのですね。
こちらで紹介されておりました「実業之日本社ブルーガイドブックス『奥武蔵と比企丘陵』」を本日Kindleで購入して読みました。古い登山道に興味のある私にはあらゆる物が唸る内容ばかりでした。
さてその中で、武甲山への表参道への案内文の中に
「秩父工業の石灰採集所へ出る。トラックの通る道へ出て、右へ白沢、ウノ岩尾根への道を分け、やがて妻坂峠への道を左へ分かつと、鳥居の…」
とあります。
つまり「右へ白沢、ウノ岩尾根への道」が生川から屏風岩方面への道なのでしょうか。
ただ、ウノ岩尾根が実際にどこにあったのかはGoogleさんに検索してみましたが判然としません。屏風岩の近くにあった様に書いているサイトはありました。
http://alp.my.coocan.jp/wngeru/wangeru.htm
「ウノ岩尾根は石灰岩採掘で今は無くなってしまった尾根です。屏風岩に隣接した尾根で屏風の登攀路としても使われていました。」
古い登山道に興味があるとはいえ、凄い検索力ですね。
それにしましても、Googleのサイト「岳、再び」（ワンゲル部）は、良くぞ見つけ出しましたね。
このサイトのご本人は、1961年が高校３年生だったと書かれていますので、ウノ岩尾根に行ったのは、高校２年生の1960年ということになります。
上の写真（中）が1960年発行ですから、同じ時期と言えますね。
地図には、「白沢入口〜屏風岩〜武甲山」と明確に書かれていますが、ワンゲル部の方達は、かなり苦労していますので、一般的なルートでは無いかもしれませんね。
しかし、写真が何点か残されていて、現状では唯一の貴重な記録です。
これで、
� 崋其版憩�本社ブルーガイドブックス『奥武蔵と比企丘陵』」の武甲山への表
参道への案内文「・・・右へ白沢、ウノ岩尾根への道を分け・・・」
�⊆命拭蔽罅砲暴颪�れているルート「白沢入口〜屏風岩〜武甲山」
��ワンゲル部の「武甲山ウノ岩尾根」記録
以上の３件が、同一場所のことを言っているのは間違いないと思います。
よって、白沢入口からの登山道は有ったといっていいかと思いますが、いかがでしょう。
また、何か見つかりましたら、教えて下さいませ。
ありがとうございました。
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