誤射・・・どうしてもポジティブなイメージのないこの言葉は、山を歩くボクたちにも決して無縁ではありません。
狩猟のシーズンともなれば、なりたくもないのに熊鹿猪などの身代りになってしまうなどという話は一笑に付すには少々リアルすぎます。
そしてその頻度と可能性ではクマ避けスプレーの誤射は先の例と比べ物にならないほどで、より身近な脅威と不安を与えます。前者が宝くじに当たる確率だとすると後者は梅雨時に古いナマモノ食って中る確率ぐらいの差があります。
ここ3年でボクはそのクマ避けスプレー誤射を3回やっています。年1回、春から秋口のどこかでやっている事を考えるとほぼ年中行事と言ってもいいでしょう。
今年は昨日やりました。例年より少し早い時期です。
脇腹に直接噴射しました。火傷したような感覚です。
風向きで顔にもかかりました。涙と咳と鼻水が止まりませんでした。
このクマ避けスプレーは実に強力なもので、誤射した方ならお解りでしょうが僅かにかかった・・・いや触れただけでも七転八倒の苦しみです。山行の継続が危ぶまれるくらいなのです。
護身とはいえ、これをモロにかけられるクマ公の事を考えると同情せざるをえません。そのくらい強烈です。
比較的ウィークデイに、しかも人の歩かない尾根や廃道などを嬉々として歩くのが常のボクにはクマ避けスプレーは必需品、と言うより精神的な良き相棒です。手放せないのです。
しかしそのスプレーも残量がほぼなくなりました。
一度もクマ公に向け噴射していません。
全て誤射です。
誤射によりスプレー1本カラになりかけています。
こんな事のために高いお金を出して買ったスプレーじゃないのに。
誤射後はほんとうに情けなくなります。
来月以降、新たな相棒と山を歩くこととなりそうです。
はじめまして!yuconと申します。
最近、楽しく拝見させていただいております。
誤射と言うより「自爆」?
sarastroさんにお願いがあります。私たちが同じ過ちを犯さないように誤射に至った原因、そして今後取るべき再発防止策を「その2」で報告いただきますよう、よろしくお願いいたします。
本当にあってはならないことだと思います。
消火器のような、誤操作防止機能が無いのでしょうか?
これがもし多くの登山者の中だったらと思うと、ちょっと怖い気がしますが、そういう可能性は無いのですか?
yuconさん、mt2702mさんはじめまして。sarastroです。
ご指摘諸々ありがとうございます。
お二人が異口同音におっっしゃるように問題は対応策であり防止策なのです。
基本的にクマ避けスプレーにはセーフティーロック、安全装置が付いています。それを外していない限り、誤射の可能性は無いと言っていいでしょう。
ボクは外していました。理由はその2でご報告いたします。
大勢の登山者がいる場所では基本的にはセーフティーロックをかけています。そのあたりもまた。
とにかく人を傷つける可能性の高いものですから取扱いには十分すぎるほどの注意が必要なことはお二人のご指摘するとおりです。
sarastroさん、返信ありがとうございます。
>クマ避けスプレーにはセーフティーロック、安全装置が付いています
やはりそうでしたか。ならばそれを外さない限り、誤射は無いということですね。
>理由はその2でご報告いたします
わかりました。わくわくしながら読ませていただきます
ありがとうございました。
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