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先週末県連の沢登り実技講習時、樹林帯内のゴーロを何気に下降していたら
斜めの苔岩のてっぺんに足を乗せようとしたところ
少しポジションがずれて斜めの苔面に乗り滑って
右足の大腿部とお尻を思い切り岩に打ってしまった。
生徒さんがたの手前、何もなかったように振る舞っていたけどさー。
骨には影響なく歩行は問題なかったけれど
帰ったら見るも無残な内出血状態(泣)。
いつも受講者さんに言っているのに自分でやってしまって情けない。
そこで自分自身にもリマインド。
登山で10kmも歩けば、おそらく一日25000歩は足を運ぶでしょう。
しかし、そのうちの1歩でもミスれば転落滑落の重大事故。
たかだか1/25000のミスが命取りになるのです。
浮石踏んだとか、滑る岩に乗ったとか、朽ちた木に体重架けたとか・・・。
一歩一歩を確実に、かつスピーディにこなさなければならないのが
登山というスポーツの難しいところ。
そして年齢を重ねればそのミス率も多くなる。
だからこそ体幹力含めた日頃のトレーニングが大事なわけで。
パーティを組んで登れば安全率も高まるのは必定ですが
先行している人やリーダーは、たとえば
「あ、ここ足元が緩いな。もし崩れれば崖に落ちちゃうな。」
「あ、背の高いザックだとこの岩に引っ掛かってバランス崩れるな。」
「あ、この岩は浮いているな。」
など少しでもリスクを感知したら
後続メンバーに対して
「ここ足元緩いから気を付けてー」
「ここに岩があるからねー」
「この岩浮いているよー」
と一言声を掛けてあげれば
後続メンバーの頭にはそのリスク情報がインプットされるはずです。
こんな些細な配慮だけで、かなりの事故が未然に防げると思うのです。
昨年の遭難事故データベースを見ると
危険な箇所よりも「何でこんな所で事故起こすの?」という
平凡で何でもない所での事故が非常に多いです。
危険な核心部は集中力を高めるけど
何でもない所ではそれが失せてしまうわけですね。
入山口から完全に下山するまで集中力を維持しなければなりませんね。
自戒を込めて。
こんにちは。
”人に言っているのに、自分がやってしまって情けない・・・”
”年齢を重ねるとミス率が高くなる・・・”
まったくその通りですね。
加齢が遠因で注意力が欠如する事、よくわかります。
夏も冬も滑落事故は安易な一歩から。
たった一歩だから怖いですね。
まさに痛恨の一歩になります。
kamogさんでもミスするんだと知って、
私はさらに細心に集中せねばと改めて思いました。
恥ずかしいかもしれないのに公開いただきありがとうございました。
gankoさん、こんばんわ。
先日は内の会員が大層なおもてなしを受けたそうでありがとうございますです。
そうですね、痛恨の一歩で過去何人かの友人が亡くなっております。
今年は自分のMAXグレードのクライミング機会が少なくなっているので
微妙な足さばきと体幹バランスが少し雑になっていると感じています。
腰と膝痛も手伝っていますしね。
やはり登山にクライミングは必要ですよー
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