テーマは全校登山を前提にした『登山の楽しさとルール』だ。
普段僕の講習はある程度山をかじった人たちが対象だが
今回はまったくの一般者、しかも肉体的にも精神的にも成長期中の中学生。
(総勢約500人の生徒たち)
時間も授業一コマ分の40分だから、その短い時間に伝えたいことを
どう凝縮させればよいのかかなり考えてしまった

生徒の前に立つなど教育実習以来。
久しぶりに緊張


出だし・・・捜索救助依頼が来たときに僕が持っていく装備満載のザックを
生徒に持ってもらった。
といっても冬山装備は省いているのでせいぜい20kgっとこ。
「重い〜」との感想。(当たり前だろうね)
次に皆が登る予定の大倉尾根のスライドショー。
そして登山のルールを説明。
登山者には当たり前のことだけれど、
すれ違う登山者には挨拶しましょう!
(実は遭難したときにこれが有力な手がかりになるんだ)
すれ違うときは登り優先が原則で、山側に避けましょう!
パーティから勝手にはぐれないこと!
(勝手にはぐれて遭難騒ぎになった実例がツアー登山で多数あるよ)
もし石や岩を誤って落としたときは大きな声で「ラーク」!
ゴミは絶対家に持ち帰り!
など。
またバテない山の登り方を説明。
山に登る朝はご飯(炭水化物)

(摂らないと少しでガス欠状態になっちゃう)
登りはゆ〜っくりと。
(特に歩き出しは意識的にゆっくりとね。
出だしから心臓パクパクだとすぐにバテバテになっちゃうし
ダイエットで脂肪を燃やしたくても実はほとんど燃えません)
下りは細かく丁寧に。
(ネコのように下ってね)
行動中は休憩ごとに食物、水分を必ず摂ろう!
(必要なエネルギーと水分量を紹介)
登山にはいろいろなジャンルがあることの紹介。
ハイキング、無雪期縦走、雪山、クライミング、沢登り、アイスクライミング、トレイルランニングetc
これらを自分が撮影した写真でパッーと見せる。
最後に僕ら救助隊がどんなことをやっているのか
体育館の2階からロープを使って要救助者にアプローチするための下降。
これも講演中のアトラクションみたいなものですね。

「かっこいい〜」とどこかで声が聞こえたのは気のせい?
ともあれ何とかお約束の40分を2、3分オーバーしただけで済みました。(ホッ)
質問コーナーで出たもの・・・
「なんでものを投げてはいけないのですか?」
「クマに遭ったらどうすればよいの?」
「サルは?」
いいですねぇ中学生は

こんばんは!
地元ってどちら?なんですか?
秦野?小田原?
もしかして、総勢500人で登るのでしょうか。
先頭からしんがりまでの距離が凄そうですね
読んでいてほんわかしてきました。
この中から岳人が出て欲しいですね。
araigengaさん> 丹沢に近い方です
komadoriさん> 君たちの中から統計的には30人出るだろうね、と話しました
神奈川新聞9/30朝刊に掲載されました。
宣伝になっちゃうかな^^
http://headlines.yahoo.co.jp/hl?a=20100930-00000041-kana-l14
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