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「急登」を言葉の意味からすると、傾斜角の大きいところを登る行為でしょう。その意味からすると、垂直に近い岩壁を攀じるのがもっとも急登ということになります。が、ちょっとこれは別分野として、“歩く”一般登山における急登を考えてみようかな。
単純にいうと、急登は傾斜角、水平距離ｂに対し、標高差aが大きいほど急登となり、斜度θは以下となるはずです。
斜度θ＝tan-1(a/b)
亀足の小生、軽めの日帰りハイクしかしていませんが、ここ１年で実際に登った中で急登と感じたいくつかのコースの傾斜を、実際の自分の歩行データから計算してみました。方法は、
�〇灰譽海縫▲奪廚靴深�身のレコのＧＰＸファイルを再ダウンロードし、
�▲�シミールで急登コース起終点のみのトラックに手作業で編集
��水平距離と標高差から斜度を上式で計算してみました。
計算結果は、
本仁田山大休場尾根（安寺沢〜歩仁田山頂） 22.5°（一般登山道）
檜洞丸（西丹沢県民の森〜石棚山稜上Ｐ1351） 19.7°（一般登山道破線路）
丹沢鍋割山マルガヤ尾根（尾根取付き〜鍋割山稜） 20.6°（バリルート）
愛鷹山黒岳（富士サファリから、川床〜黒岳西峰？） 20.2°（廃道）
いや、一般登山道なのに、大休場尾根さすがです。奥多摩三大急登はだてじゃありません。でも、体感では他の3つの方がきつく感じました。スタンスが整備されているか否かの差ですかネ。いずれにしても、odax主観ですと、傾斜角20°近くなると急坂と感じるようです。
ちなみに、急登というと日本三大、北ア三大のほか、奥多摩三大急登も最近知りました。ネットで調べて、地元丹沢にはそれらしきものはないな〜とか思っていると、なんでも4年ほど前の山渓で「日本の名急登100」という特集があったらしい（←知らんのか！）のが引っかかってきた。遅ればせながら、「ポチ」しました。先週末、天気は良かったのですが、家庭の事情で家に幽閉（笑）、でこれを読みふけりました。
全国の急登コースを100集めて、なるほど〜（行きたーい！）。名急登トップ10の理由にも、なるほど。納得したり、俺ならと思いながら読み進めて、特集最後の方にデータの偏差値からまとめた名急登100ランキングがありました。
トップは富士御殿場コースですが、2〜４位に、早月尾根、黒戸尾根、笊ヶ岳。この３つは小生がかねがね登ってみたいロング急登トップ３と人に吹聴していたので、我が意を得た思いでした。それが、思い入れではなく、データに裏付けられ、「ふっふっふ
」と自画自賛！と････、まてよ、上位に、腑に落ちないコースが
。平均斜度が異様に低いものが 
、上位ランクイン 
？、標高差も下位のものより低いのに････？？？ランキングのタイトルをよーく見て、謎解明
！標高差、平均斜度の他に、紙面に掲載されていない沿面距離データも評価に入ってるんだ！でも、これはどうなの？緩やかな登りでも長ければ高ポイント？沿面距離は確かに登山コースの体力面には関連するが、コースのいい悪いは別にしても、これは急登なのか？
名急登100に地元丹沢で選ばれているのは、塔ノ岳の大倉尾根一本。でも、大倉尾根は単調で長いですが、急登？？
しかも、偏差値だから、母集団が変われば評価も変わる？起終点の選び方でも変わるし････。
もっと客観的な納得いく評価はないのかな〜？ブツブツ････そもそも急登ってなんだ？（つづくかも）。
写真２は山渓2012.8月号Ｐ78「標高差・平均斜度・沿面距離の総合偏差値でみた100急登ランキング」の上位25位までを転載したものです
黄色ハッチングのコースは果たして急登なのか？
odaxさん、こんにちは。
標高差は、登山を計画するときに
僕はとても重視してます。
過去に登った山の数値と
比較して、予定を組みます。
写真２のランク表の中で
歩いたことがあるのは
空木岳の、池山尾根だけですが、
ここ、そんなにキツくなかったです。
丹沢の山の、急坂とされる
ルートが、アルプスの、多くの
急坂とされる山より、よほど
ハードだと思います。
斜度の求め方は、なるほどだと
思いました。丹沢のバリエーション
ルートは、２０度超え、剱岳と
同レベルなんですね。
同じルートでも、一泊入れるか
日帰りで抜けるかで
難易度が変わりますね。
Komakiさん、コメありがとうございます。
急登の感じ方なんて、登る人の脚力
中ア南部の主峰空木に、伊那谷から直接突き上げる池山尾根。登ってみたい尾根の一つでが、急な下半部から上部は前鋭鋒を超えていく感じで、急登というよりロングで顕著な尾根コースのイメージです。
丹沢は、山のスケールが同程度の奥多摩の山々より、急峻なイメージがあるのですが、三大急登は奥多摩あって丹沢にはなし。じゃ〜、勝手に作ったり！？
鈴鹿の山々も東の丹沢と良く対比されますが、その東面からの登りは結構急なのでは？
odaxさん、こんばんは。
貧脚の私の場合は一眼カメラが疲労に一番影響するようです。
今までで一番疲れたのは白馬岳の猿倉登山口からの大雪渓ルートです。
一眼に交換レンズ２本に三脚。
ホントに疲れました。
谷川岳の西黒尾根はカメラはコンデジに、鍋・ストーブも置いてきたのでザックは軽め。
とても楽に登れた印象です。
体格の小さな女性でも１５〜６ｋｇのザックでガンガン登っていくのに半分の重さのザックでヒーヒー言っている自分が情けないです。
この中では広河原から北岳の大樺沢コースは歩きましたが、丸太の梯子がキツカッタな〜との記憶は有りますが大変だった印象はありません。
鳳凰三山はドンドコ沢で登り中道コースで下山しました。
中道コースは下山でももう２度と歩きたくないくらい疲れ、膝が痛くなりました。
あそこを登るなんて私には考えられません
名急登100ランキング、避けて通りたい所です。
キュートは奥様で満腹のMakoto1959さん、今晩は。
白馬雪渓は、山渓の名急登100の中では、偏差値ランキングで60位につけています。が、それより、重い一眼レフ
鳳凰の中道、不整脈ブランク前は登山コースが開かれてなかった？ドンドコ沢と日帰り周回するのが夢です…が、夢のままかな。
北岳大樺沢、不整脈で10年のブランクののち再起第２戦でテント背負って登って、完全にへたばった苦い思い出のコースです。
それにしても、西黒尾根まで登ってるし････。実は、隠れ急登マニア？それに奥様は、豪快な早月尾根、行きたいんじゃ
拙者の場合、目の前にちょっとした坂が現れると、どこでも急登に見えてしまいます。
独自に計算された４コースのうち最初の３コースを歩いていますが、
●大休場尾根は下り↓
●石棚山稜は下り↓
●マルガヤ尾根は上り↑
ですので、完全な比較ができません。
もしかして、上りよりも下りの方が急登感を感じやすいのかもしれませんが、大休場尾根は下りはきつかったとの印象です。
マルガヤ尾根の上りの取付き地点は見上げるようですが、その後はそうでもないような・・・。
でもたかだが（平均ですが）20度ぐらいなんですね。
肉眼だと45度ぐらいに見えるような・・・
ベスト25、数えてみたら７コースしか歩いたことがありません。
それも↑はたったの二つ、↓は五つ。
トムラへの道はやたらと長いが急登とは言い難いような
昨年、大休場尾根を登った頃から、ちょくちょく急登（cute
でも、山の猛者の方々も多数いるし、運動生理学？とかの素養も皆無のユルハイカーの身で「急登論」を展開するつもりではありません。あくまで、自分の頭の整理の雑記ですので････。まあ、タイトルに（起）とした通り、今少し急登について考え中ですが････、次稿はいつのことやら
あ、小生も急登好きと言っておきながら、２５打席中８出塁４安打※です。何しろ、山歴４０年近くなるというのに、急登のメッカ北アルプスや北海道はほぼ未開の地ですので
※出塁：辿った、安打：登った
今晩は！
急登考察を深めていただくには
短距離かもしれませんし
ちょっと意味合いが違うかもしれませんが
ぜひバリや破線ルートを！！
岩場でなくても 立っていられない所が
ずり落ちる恐怖が
沢山体験できますよ。
手始めに 地蔵尾根、源蔵尾根、裸地尾根、東沢詰上はいかがでしょうか？
もっとも boroPは下りの方が怖いです
P.S.
いい加減コメントにフォローありがとうございます。
私にとって バリは目的ではありません 手段です。（念のため）
＜急登＞＜日本三大、、＞自分にとっては 自分を鼓舞する言葉かな〜
on-boroP
boroPさん、コメありがとうございます。
グダグダと主張・結論のない”急登”雑記に対し、本質的なご指摘ありがとうございます。
答えは、文末に書いたとおり、「急登って何？」に尽きるかなと考えています。
物理的な意味での急坂・急傾斜と急登「コース」はイコールではないと思ってます。
登山コースは、比較的登りやすいコースに付けられているのが一般的です。これに対しバリルートは急な支尾根や沢ルートが多いかと思います。沢の詰めなどの急傾斜は３０°越えは当り前ですし。それに、急傾斜を突き詰めればオーバーハングの岩壁登攀となってしまいます。
準登山コース的なバリルートもありますが、基本的にバリは技量さえあればいくらでも急傾斜のルートが採れること。起終点同一コースでも、必ずしも単一のルートに収束されるわけではないことなど（バリたる所以）。それに、ルーファイや登攀技術など”歩く”以外の別の要素も必要になってきます。「急登コース」として考証するには、選択枝が多くなりすぎる気がします。
あえてやるなら、一般コースの急登について整理しての、バリエーション展開でですかね。でも、バリについては素養が足りないので、そこはboroPさんにお願いした方がいいかもしれません。
ええ、岩壁登攀は別にして、ビビりながらもバリに若干の興味はなくはないのですがネ。手始めコースも一部気になるコースはありますが
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