|
|
|
勝手にまとまらない考えをだらだらと、頭の整理のために書き連ねているだけですので････
。序 「急坂」と「急登」を考える
「急登」の意味は、goo国語辞典によると、「登山で、急な坂を登ること。また、急な登り道。」とあります。急な坂（登り）ですから、その傾斜角の大きさが基本でしょうが、登山という行為を考えると、そのスケールも重要です。
例え45°以上の超急傾斜があっても、数十�冀碓未覆蕁崔丙后廚任靴腓Δ掘⊃遙軛碓未覆蕁岾魁廚筺峇箴譟廚噺世錣譴襪任靴腓Δ諭�それ以上急傾斜が続く場合は、「急坂」と言っていいでしょうが、＝「急登」といえるのかな。「急登」というと、もう少し長く、例えば登山の一行程の半分（30分）程度以上は「急坂」が断続しないと、そうは呼べないような気もします。ましてや、登山コースとしての「急登コース」となると、あまり部分的なものは「急坂」の方が相応しいような気がします。
登山における急登を考える時、「傾斜」が時間当たりの負荷の大きさを、その「スケール」が負荷の継続時間を表し、その両方を加味して考える必要がありそうです。
�機 峙淌弌廚侶梗个鮃佑┐�
その１ 「斜度」と「勾配」があるが？
傾斜を表す「斜度」と似たパラメータに「勾配」があります。道路の規格などで使われるもので、100ｍの間に何ｍ上がる（下がる）を％で表します。実生活ではこちらの方がなじみ深いか。位置エネルギーの面からしても、水平距離Ｓが同一なら、「勾配（％）」が2倍になると必要なエネルギーも2倍になり、定量的には具合がいい。「斜度（°）」は、一次では比例しません。
ただし、傾斜が垂直近くなると「勾配」は無限大に近づき、評価パラメータとしては具合悪いかと。傾斜角は最大90°に収束しますので、やはり「斜度」を使うことにしようかと思います。ただし、単純に一次で使うと斜度が大きい領域では斜度の差を低く評価してしまいますので、対象の傾斜角範囲でできるだけ直線性があるよう、乗数で調整することにします。
その２ 登山ルートの平均斜度とは？
斜面の斜度θは、単純には標高差ΔＨと水平距離Ｓから、θ＝tan-1(ΔＨ/Ｓ)で求まります。ただ、実際の登路は一定斜度ではなく、ピークや支尾根の乗越えなどで、標高差に加えその登り返し分も登ることになりますので「標高差」より「累積標高差」でみる方がより適切の様に思います。（下り部分は登りの中休みと考え考慮しないこととします）。そこで、（起）の章で転用していた、山渓の「標準偏差による急登100」の上位25までのコースを、山レコの機能を使って、累積標高差を使った平均斜度を概算してみました（写真１，２）※。
傾斜10°以下で“緩そうな”としていた、唐松岳とトムラウシのコースも、いずれも標高差と累積標高差の差は大きめで、特に唐松岳はよりきつい登路であることが数字で表せます。黒戸尾根の斜度が富士御殿場コースと大差がない感じ？も、それなりに差が付き、実感に近づきます。
※「登山計画」の「山プラ」で「登山計画」を作成しルートのグラフ表示画面で、「水平距離」と「累積標高」を読取り。標高差は「最高点」と「最低点」、としましたが、どうも最高点の標高が地図と大分異なり（北岳で40ｍ）、相当誤差があるようですが、とりあえず同条件ということで。写し間違いもあるかもしれません(^_^;)。でも、早月尾根の斜度が大きく違うのは何故かな〜。
その３ どこからが急登と言える斜度なのか
「急登」というからには、最低一般入門コースよりは斜度が大きくないと、いくら長大でしんどくても、ただのロングコースの様な気がします。
本当は統計的サンプル数が必要でしょうが面倒なので、これも山レコの「人気の山ランキング」の山のGPXデータをみてみました（写真３）。
お〜
、ほとんどが10°以上ありますね。斜度最低の高尾の稲荷山コースでもトムラウシ並み、困りました(^_^;)。ちなみに、道路規格と実車道のデータも掲載しましたが、国道308号凄！急登100の斜度最低値は、かろうじて道路規格最大の⒓％勾配はクリアしてますね。ということで、本当は10°あるいはそれ以上かな、と思いつつ、山渓の企画を尊重して、暫定ですが「道路規格最大相当の７％」を平均斜度の脚切り点にしたいと思います（←甘い？）。
�供ゝ淌个離好院璽襪鬚匹ι床舛垢襪�
その１ 急登の始まりと終わりとは
名急登100のリストを見ていて、ちょっと気になる点があります。それは「急登の起終点とは何なのか」、です。主な起終点は以下ですが、一般的によく言われる区間を使っていると思われるのですが、それにより評価が大きく変わる可能性もあります。
【始点】 �仝�共輸送機関の最終地点、��直近駐車場（スペース）、�０貳娘崢鵡垈勅崙擦離押璽函↓ぐ貳娘崢鵡塢垈弔領啼暫罎療仍蓋�、�セ馨�屋・登山コースの分岐点、�θ�根取付き点
【終点】 ㋐山頂、㋑前衛ピーク、㋒稜線到達点、㋓山小屋・他コースへの合流点
もっとも大きく変わるのが、始点の�ぁ銑Δ琉靴ぁ０譴弔療仍海塙佑┐譴仍賄世廊 銑�、終点は㋐に決まっています。が、急登コースと考えれば部分抜き出しもありなのかな（�い亮崙擦魑淌丱魁璽垢箸いΔ里�････）とも思いますが、短い区間を区切れば急登コースはいくらでもありますので、スケールの評価は重要です。
その２ 急登のスケールは、距離？標高差？
山渓の特集では、「平均斜度」に加え「沿面距離」と「標高差」の2要素も並列で偏差値評価を合計していましたが、スケール要素が２つ（つまり平均斜度要素の2倍の重み）というのが、急登というよりロングルート評価に傾いているように思います。山のスケールが小さいと、どんな急登もオーバーハング
しても敵いません？スケール要素は１つ、むしろ急登の評価ですので、「平均斜度」よりもその寄与はやや小さくする方がしっくりくるのでは。スケール要素は、１つ選ぶ場合、「標高差」ですと急傾斜寄り、「水平距離」ですと山のスケール寄りですので、「沿面距離」かなとも思いましたが、「平均斜度」が時間当たりの負荷と考えれば、その継続時間を評価するのが適当か。思い出したのが随分以前やり取りした、山レコユーザのshokunpapaさんの「行程量」,
行程量(P)＝水平距離(m)/500+登高標高差(m)/50+下降標高差(m)/100
であり、こちらは後で知ったもっと有名らしい元山レコユーザMullenさんのEK度数
EK度数＝合計距離(km) ＋ （累積標高上り(m)／100）＋（累積標高下り(m)／100）／2
です（よく見るとP＝２EKで同じ意味です）。
行動時間との相関があるようですので、行程量（EK度数：先に覚えたのでとりあえず行程量を使うこととします）を採用して、急登のスケールを評価しようかなと思います。
�掘〔承淌丱魁璽垢麓佚戮隼�間だけじゃない？
切り取った急登コースの「急傾斜路」としての評価は、「平均斜度」と「行程量（EK度数）」の組み合わせの調整でOKでしょう。ですが、名急登と呼ばれるには別の要素も必要です。それは、終点である山頂の品格であり、途中の展望であり、変化のある登りであり、そこの豊かな植生であり････。これらは、なかなか数値化しにくいものですが、確かに存在します。
ですが、早月尾根や黒戸尾根などの名急登と言われるコースの場合、これらの素晴らしさだけでなく、山の標高を賞味足元から稼ぎ取って頂きに立つという醍醐味があるのではないかと（急登マニアと呼ばれる人は、そこもツボなんじゃないかと）。屋久島の永田歩道などはその最たるものです。
しかし、たとえ3000m級の高峰でも、その急坂部分だけを抜き出したようなコースは、コースの素晴らしさとは別に、急登コースとしてのこの醍醐味がいささか低いのではないかと思います。同じ標高差1,000mを同傾斜で登っても、3,000峰の頂上付近だけ、あるいは途中だけと、1,200mの山の全高に近いコースでは価値が違うんじゃないかと。
そこで、どうせ身勝手流評価ですから、もうひとつ補正項を加えてみようと思っています。本峰標高に対して、その評価するコース範囲でどの位標高差を稼ぎ取ったかです。もちろんその寄与は前2項よりは低いものにする必要がありますが。
なお、急登コース終点が尾根到達点や縦走路合流だったり、山小屋だったり。わかる気もするのですが････なんか今一
。頂上直下が少々緩やかでも、できるだけ山頂で終わりたい、これはそのための補正項でもあります。（たぶんつづく）
ウーム わたしには 難しすぎる
いろんなパラメータを追加しているのは
分かるが
実験値なども入れ実際にあわせるのか？
これでまとめ上げるのは
想像できない。
しかし 起承ときているのは
すでに 転結の構想が出来ているはずだ
学会誌、山岳雑誌に発表するつもりか
まさか あのodax氏が
駄洒落で強行突破とは思えないので
凡人は
つづきを待って見るしかない
on-boroP
boroPさん、コメありがとうございます。
が････、やっちまいましたね。まとまらないままだらだら書いて
つい面白がって
こうなると残された手段は、おっしゃるとおり、若干はスキルのある＜駄洒落で強行突破
駄洒
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する