また、読む方によっては不快な内容になる恐れがありますので、あらかじめご了解いただける方のみ読んでいただけたらありがたいです。
興味ない方は是非スルーして下さい。
これは私が痔瘻(じろう)という病気の手術のために入院してきた記録です。
もし同様の病気で悩まれている方、恥ずかしくて行けないという方に是非読んでいただきたいと思い、UPするものです。
この病気は直腸の内側から細菌に感染し、直腸の外側が化膿し肛門周辺が非常に腫れ上がります。この時に激痛をともない、このタイミングでほとんどの人が病院に行きます。
肛門周りに数箇所の注射による局所麻酔の上でメスにて切開し、中の膿をかき出すわけです。
この時にできる穴(切開した傷跡)と直腸内の穴が結果的に管状になり、この状態を痔瘻と言います。
普段はどうということはないのですが、時々膿んで腫れると非常に不快なのです。これを定期的に繰り返します。
基本的に根本から治す方法は手術以外にありません。また、複雑化したものを長年放置し更に重症化した場合に癌になることもあるそうです。
思えば4年前、肛門周囲膿瘍を発症し激痛に耐えかねて同病院にかかってから、だましだまし放ったらかしにしていた病気。
仕事の忙しさとやはり気恥かしさがあり、手術以外に完治はありえない病気を私は4年も放置していたのです。
8月5日(日) 一日目
入院する日がやってきました。午後二時までに病院に来なさいとのこと。
しばらく酒も飲めないことだし、早朝に起きてから缶ビールを3本やってしまいました

そして2時前に入院の手続きをし、病室へ通されました。別料金で個部屋もあるのですがそんな所でお金を使っている場合ではないので、私は6人部屋です。
さっそく看護師さんから入院した後の説明を受けます。
その後、剃毛。いわゆるケツ毛を剃るわけですが、まさに初体験!とてもに妙な気分になります。
夜の食事は重湯とポカリスエットが濃くなったような飲み物だけです。
これはお腹の中をほぼ空っぽにするためですね。そのために手術の前の日に入院するわけです。
ちなみに明後日の朝まで何も食べられません。
そのまま九時に強制的に就寝。
8月6日(月) 二日目
手術当日。朝ごはんはありません。腹が減りますが緊張感が勝ります。
七時にデカい座薬を二つ入れます。自分で座薬入れるの結構辛いです(;_;)
これは下剤でして、これで腹の中が空っぽになります。よって10時以降は水も飲めません。
そして点滴が始まります。この状態で手術の順番が回ってくるのを待ちます。
もちろん昼食もありません。どっちにしろ緊張で食欲が無くなってきてますが。
2時すぎ、看護師さんがきました。「DSAさん順番がきましたよ━━━━!!」
「うわっ来ちゃったよ

ベッドのまま搬送され手術室の前へ!自動ドアが開き中へ!きゃー!
怖そうな顔の麻酔の先生がいます。最も恐れていた腰椎麻酔。
体育座りのように膝を抱えたポーズで、そのまま横に転がった状態で背中を突き出せとのこと。
腰の背骨の間に注射を打つなんて、恐ろしくて考えられないです。やめてくれ!
「チクッとしますよー」というお決まりのセリフの直後、腰にチクっと。「はい。いいですよー」
・・・・・・・・・あれ?これで終わり?おお!あんまり痛くない!
そして手術台の上へ移動させられます。うつ伏せです。この間20秒くらいですが、もう下半身が痺れてきました。
この麻酔とはすごいです。手術の邪魔にならないようにチンポジを変えようと、手で動かそうとしたんですよ。
新しい感覚!全くチンコが何も感じないのです!まるで人のチンコを触っているかのよう!
そんなことを思っているうちに手術が始まりました。
患部に何かを突っ込まれている感じがします。「あー意外と深いねー」・・・・・えぇェ(´д`)
そのうちバチバチとジィーーの中間の様な音が聞こえてきました。同時に焦げたような髪の毛を燃やしたような匂いがしてきました。
電気メスです。もう何をされているのか訳がわかりません。
部分麻酔で下半身が麻痺していますが、上半身は普通です。自分の心電図と血圧を見ながら、BGMのサザンを聞きながら・・・20分ほどで手術終了。
先生に聞きました「山とか登れますかね・・・」
「ああ、ちょっとすれば山でもなんでもできるようになるよ!」と心強いお言葉をいただきました。
その後またベッドのまま病室へ。
手術自体はほとんど痛みが無く、全くビビる必要がありませんでした。
その後、下半身が全然言うことを利かないまま、抗生物質の点滴を受け寝ました。
麻酔は5〜6時間で効果が切れます。
8月7日(火) 三日目
朝5時頃、尿意をもよおしてきました。水を飲まなくても点滴を何本も射っているので小便は出ます。
これで苦戦する人が多いらしいです。麻酔が切れて初の小便に。あまりにも出ない場合、尿道に管を通す恐ろしい事態になるとのこと。それだけは勘弁。
私はまだ歩いて良いと言われていないので、尿瓶にすることにしました。
なんていうか、ベッドの上でションベンをするという行為が抵抗があり、なるほど出ません。
だいたい寝ている姿勢で出るわけないよなーと思い、仕方ないのでベッドの上で立ったら出ました。
いやーこれで安心安心(^-^)
さて、待ちに待った朝ごはん。実質一昨日の昼から食事をしていませんから、当然飢えています。
海苔の佃煮とご飯、味噌汁。うめー!うめーよこれ!
手術後は思っていたよりも痛みが少ないです。十分に我慢できるレベルです。
今回の入院にはalpinismoさんから教えていただいた「神々の山領」と「新潟の100名山」を持ち込みました。
九時になったらすぐ寝る!朝方明るくなってきたらオリンピック!読書!
神々の山領、ハマりましたねぇうん(゚д゚)(。_。)
なるほどこれは燃える!山好きのはしくれとして血がたぎってくる!ケツから血を流しながら!
この書き手の熱意というかパワーにグイグイ引き込まれ、あっという間に読み終えました。
新潟の100名山、改めて隅から隅まで読みました。治ったらどの山に登ろうか。あの山この山、候補を沢山みつけました。
秋に記録をUPできたらいいなー!
看護婦さん、とても優しくなおかつ適度にキビキビしていて100点ですね。意外にも若くてかわいい人が多くて良かったです。
ケツから血が出ていなければ、食事に誘いたいくらいです。
四日目、五日目は自由に歩けるようになり、めでたく退院となる訳です。
かかった費用、8万円弱。生命保険からお金出ます。
ケツ周りに異常を感じたら、恥ずかしがらずにに直ちに病院へ行きましょう。
地元に必ず痔の名医があるはずですので、すぐにそのお医者さんに見てもらうのです!
全然恥ずかしくありません。周りはそんな人ばかりです。
我慢してはいけません。悪化するだけです。ケツはとても大事です。
しつこいですがもう一度。
実際全然恥ずかしくありません

長文お疲れ様でした。(笑)
私は高校生の頃バイクで交通事故に遭い靭帯の手術をした後にオシッコが出来なくなって尿道に管を入れられました(笑)
出せないんですよ不思議な事に。ハラはパンパンなのに。
アレは恥ずかしかったですねぇ。高校生だったし。
基本ヒマなもので(笑)
どうってことない話なんですけどね(笑)
高校生の頃にあれはキツいですね〜
私も今でこそ羞恥心が無くなっていますが、
高校生の頃はシャイな少年でしたね〜
もう20年前ですね〜(遠い目)
おはようございます。
無事手術ご成功、おめでとうございます。病気には程度の差こそあれ、それで優劣が決まるようなことはありません。どんな病気でも気持ちよいものではありませんからね!
むしろ、私の場合は全身麻酔だったので、知らない間に終わっていて何をどうされたのかまったく不明な状態で目が覚める、って感じでしたので、恐怖感は感じませんでした。二回目でしたし。
DSAさんみたいに局麻だと、リアルに進行具合が判って変な気分でしょうね。
早く全快して、野山を駆け回れる日が来ますようにお祈り申し上げます。おだいじに!
ありがとうございます!
前回の日記にもコメントいただいて、手術前に読ませていただいたもので、とても励まされましたよ。初めての体験に最高にビビってましたので(笑)
全身麻酔だと起きたら終わっていたとい話はよく聞いていましたが、局麻(!)は頭が全く普通の状態ですので、先生のブツブツ言っている内容が気になって仕方がなかったです。
一日も早く山に行けるのを楽しみに、それまでは皆さんの山行記録をじっくりと見せていただくことにします。
DSAさん、お大事に!!
最初のレコ、入院します、のときからこの病気だと
思っていました。私には幸い、その兆候は全くありませんが、
ミクニさん、ありがとうございます。
やはり症状からわかりますよねー。
て言いますか、思いっきりぢびょうとか書いてましたし(笑)
この病気、罹患するかしないかは、ほとんど運みたいなところがありますので、食生活を気をつけるくらいしか予防の方法がないのです。
私はもう二度と嫌ですねぇはい
DSAさん、コメントを書きたかったのですが
ちょっと恥ずかしいのでためらっていました。
無事に手術が終わってよかったですね。
これで安心です。
確かにやる前は恥ずかしいですが
やってしまえば、もうどうにでもなれ、という感じで
終われば、やってよかった、という気持ちでしょうね。
あ、「よくわかる新田次郎」を読んでいたら
新田次郎先生も、60代で剱岳に取材で登った後に
痔になってしまったと書いてありました。
それほどきつい山だったそうです。
DSAさんも厳しい山は気を付けて下さいね。
sakusakuさん、絡みづらい日記にコメントいただきありがとうございます!
退院してから三日経ちましたが、まだまだ出血があり、外出できるほどには回復していません。お墓参りにも行けない・・・・
新田次郎先生も剱岳も興味がありますが、痔はもう興味ないですねー。食生活を見直そうと思います。カゴメの野菜ジュースなんか買ってきてもらって飲んでたりします。
以後十分に気をつけることにします。ありがとうございました
m(_ _)m
大変な時期に、すっかりご無沙汰して失礼しました。
手術が無事にすんで何よりです。
ゆっくり調子を整えて、また山を歩きまわってください。
楽しい山行記録を楽しみにしています。
ありがとうございます!
東北へ遠征でしたね!?
私はそんな大した手術ではなかったですが、どうもその後が長引きそうで、とても嫌な予感がしています。
なかなか血が止まらないわけです。下手すると数ヶ月って・・・・・
悲しい(;_;)
それは困りましたね・・・
私は2年前具合を悪くして1年ほど山行を棒に振りましたが
そのとき知り合いに「山は逃げていかない」と言われました。
いま思うと本当にそうだと思います。
よくなればいくらでも登れますよ。どうぞお大事に。
DSAさん
早速、有り難く拝読させて頂きましたよ!
やっぱ切らなきゃダメですよねぇΣ(・口・)
先生って手術した方が良い、しなくても良いとか
言わないんですよね(^^ゞ
とりあえず軟膏で2週間様子見て!と言われて、
そのうちに引っ込んで来たんで放置してます。
・・・これが悪夢への始まりなんでしょーか(悲
ですが飲酒後、運動後にはムズムズするんですよー。
そんで軟膏塗ると落着くんですが、ステロイドなんで
多用はダメみたいです。
すんません、
さらに勝手に親近感が増しちゃってます(笑!
おお!コメントが来ていました!
返事遅くなりまして。
はっきり言って切らないとダメだと思います。
お医者さんは、なんか責任問題があるのか、手術を勧めません。
私は一生のつきあいになるのが嫌だったので、手術を申込みました。
正月やお盆休みにからめて入院すれば、仕事も一週間くらいの休みで済みましたし、手術して良かったと思ってますよ。
なんか僕ら似てますね(笑)
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