最初シリーズもこれで9作目。あと1話でまずは打ち止めにしようかと思っている。まあ、ネタ切れというところです。
最初に北アルプスに行ったとき、松本の山用具屋で革の登山靴を初めて買った。学生にしては高い買い物だったと思う。メーカーはスカルパである。
靴に足を慣らすために、山歩きに出かけた。
場所は美ヶ原である。
当時私は松本市内の父の実家に居候していた。松本の市街には女鳥羽川という川と薄川(すすきがわ)という川が流れているが、私の父の実家はこの
薄川のそばにある。
さて、美ヶ原は頂上までバスがいっているので、これでは山歩きにならない。また、中腹に三城牧場(さんじろ)というのがあり、ここから美ヶ原の王ケ頭に上れるがたいした距離ではない。
そこで、実家から歩いて美ヶ原の頂上まで行くことにしたのである。
薄川をさかのぼっていくと、三城牧場に達し、そこから頂上に上ろうという算段である。
最初の1時間は快調だった。季節は梅雨のころだったが、よく晴れて暑かった。だんだん、足が痛くなってきた。まだあまり靴の紐の締め方をよく知らないころだったから、靴が脛にあたっていたのだ。
こうなると、山歩きが地獄の責め苦に思えてくる。
三城牧場についたときはほっとした。
しかし、ここからゆるい登りとはいえ、さらに上をめざさないといけない。
暑さと足の痛さにすっかり参って、息絶え絶え頂上にむかった。
頂上は観光客が多く別世界だった。
登ったからには、くだらなければならない。しかし、もう歩く気はしなかったから、バスで下界に。
さんざんな一日だった。
yan2さんこんにちは。
昔の記憶を辿ってみましたが、つながりませんでした。
多分高校2年生の時には、国産の革登山靴を履いていましたが、メーカーも山もよく覚えていません。
しかしスキー靴は、先輩から貰った、たかはしの靴を履いていました。たかはしは憧れのオーダーメイドの登山靴でしたが、高価で私には手が出ませんでした。
その当時にもイタリア・フランスの靴も出回っていましたが、日本人の特長のだん広甲高用に作っていなかったので、慣れるまで皆苦労していました。
細く甲が低い私の足にはびったり合い、マメができた記憶がありませんでした。
そのカベールの登山靴を5年前までは、愛用していましたが、引退させ新たに購入し、カベールを記念に保管するつもりでいましたが、見事に山の神に捨てられてしまいました。
kazuhi49さん、
みなさん靴にはいろいろ思い出があるようですね。
私がスカルパにひかれたのは、靴紐の色が黄色と黒で
他の靴(たいてい赤ですよね)と違っていたからでした。
今考えるとタイガースの色ですが、私はジャイアンツ
ファンです。(おかしいものです。)
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