以前自分はこの本を三俣山荘で手に入れる機会がありました。初めての北アルプスを単独で挑戦したときの事です。高橋庄太郎さんの本でこの本の存在は知っていましたがわざわざこんな山奥まで来て本を買うのもバカらしいし、家に着くまでに曲がったりしてしまうかもしれないと手をのばすまでには至りませんでした。
でも他の山友からこの本の話を聞いたり、なかなか下界では手に入らない本だと言う事を知るにつれ欲しくなってくるのが人の心です。
・・・・というわけで本日買いに行きました。
名古屋の有名登山用品店を2つほど回るも不発。大きい書店も1つ目は欠品。2つ目の大きい書店に行きパソコンで検索すると2冊在庫ありと出てきました。
喜んで山岳書籍のところに行くも見当たらずあきらめきれなくて店員さんに聞くと2人体制で「少々お待ち下さい。」と必死に探してくれました。
店員さんによると店頭にあった2冊の在庫は売れてしまい今日届いた在庫があるという事で奥の方から出してきてくれました。やっと会えた「黒部の山賊」です。
内容はまだしっかり読んでないので何とも言えませんが昔は山々を超えてやっとの思いで会いにいった山賊が今では本の中ですが1200円で会いに行けると思えば安いものかもしれません。ただなかなか店頭では見かけない本なのでネットで買うのがおすすめかもしれません。
以前自分は三俣山荘を超えて鷲羽岳まで歩きました。北アルプスの交差点と言われるだけあって西鎌尾根経由で槍ヶ岳を目指す人、裏銀座を目指す人、はたまたここにとどまって写真を撮る人、いろいろな人に出会いました。普通の山域だと山頂を目指すのが登山ですがここではそれが無く本当に気ままで自由。今も昔もロマンに満ちた山域だと思います。
この山域の山を登る前に読むとより一層深みの増した山行になる事と思います。
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