ブナの実とツキノワグマ

今年は熊が少ない。
山じゃなくて私の居住地域の話です (笑)
これも去年ブナの実が大凶作だったおかげ。
ブナの実が豊作の翌年はベビーブームになり、凶作はその逆になります。
一昨年は並作だったので、その翌年にあたる去年は、うちの裏庭にも立派な落とし物がありましたよ、3頭分。
うちの近辺でパトカーが走っている時は大抵、熊が出た時です。
平和なんだかどうだか。
もちろん山に行けば熊はいますが、それでも例年よりかなり少ないです。

ツキノワグマの生態は山域の違いや個体差が大きいそうで、とある山域ではヒトも食料らしい。私は怖くてそこには入ろうと思いませんが、たまに襲われたニュースが聞こえてきます。
入山禁止 無視したらアカンって。

それでも視力があまり良くないとか、嗅覚は非常に優れているとか、登りはとても速いけど下りは苦手とか、そういう特徴は共通しているようです。
私は人の少なそうな広葉樹や混交林に入る時、蚊取り線香をぶら下げますが、これは虫除けというより熊避け。
といっても、こちらは熊の生息域にお邪魔する側なので、熊にあんまり美味しそうじゃない匂いで｢通らせてもらいますよ｣のサインを送っているだけ。
おかげで下山すると全身煙い匂いになってます (笑)

熊撃退スプレーは、撃退目的ならかなり引きつけてから目を狙って噴射、ですが、もし自分が風上側なら10ｍ位の距離でも接近阻止に有効だそうです。風下側なら…自分の目や喉がやられちゃいますね、多分。

それにしても熊が少ないせいで、今年はカモシカが多い。
今年じゃないけれど、過去にカモシカを轢きそうになったことがあります。
夜の裏道で、ヘッドライトを反射して光る目に気付いて急ブレーキ。…危なかった。
カモシカとぶつかったら、車も無傷では済みません。
最近だと、危うくリスを轢くところでした。
野生動物 飛び出し注意。

開花状況による結実予測の段階では、どうやら今年は2013年以来の豊作になりそう。
来年が恐ろしいです。



※ツキノワグマについては、ブログの過去記事でも触れています。ご興味のある方はどうぞ↓↓

ブナの実の凶作 -『盆の縁 ~The Eastern Edge of a Basin~』
https://forestinkitatohoku.blog.fc2.com/blog-entry-34.html