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https://www.rinya.maff.go.jp/tohoku/sidou/buna.html
それによると、今年の秋田県は並作(豊凶指数2.8)とのこと。この10年で並作以上の年は2013年(豊凶指数2.9),2020年(同2.0)に続いて3度目。
開花状況による結実予測の段階では豊作だったので、下方修正に幾分ホッとしたところです。
というのも、ブナの実が豊作の翌年はツキノワグマのベビーブームになるから。
ただし並作といっても、豊凶指数は豊作寄りなので、来年は今年より多頭の子連れママが見られることが予想されます。
山に居るのは仕方ないけれど、裏庭まで来るのは勘弁してほしいです。
熊対策の代表的なグッズといえば熊鈴。
私も春〜秋山では熊鈴を付けていますが、これは熊避けというより対人用だと思っています。
山中では何かが動く気配に「熊?」と身構えますが、鈴の音が混じっていれば「人か」と安心できます。
また、他の方の音で接近スピードとすれ違い地点を推測できます。道を譲るポイントを早めに探す行動につながっているので、安全登山には有効な道具だと思います。
対クマとしての効果はどうなんでしょう。
ツキノワグマは聴覚に優れている(※特に高音域)そうですから、「ヒトが通りますよ」というサインにはなっていると思われます。
クマ側も、ヒトにバッタリでびっくりは避けたいでしょう。(※ツキノワグマは一説には視力0.7程度で、遠くはぼんやりとしか見えていないらしい。)
ただ、熊鈴の音に警戒してくれるという期待はもたないようにしています。
風音、葉擦れの音、沢の流水音、鳥や虫の声…。森は様々な音に溢れています。道路が近ければ車の音も聞こえてきます。
これらの中に熊鈴の音が混じったところで、聞き慣れているクマからしたら、どうってことないんじゃないかな。
逆に、ヒトと出合って良い思いをしたことのあるクマなら、熊鈴の音を聞きつけて寄ってくるかも。
クマの学習能力なめたらアカン。
人間だって耳慣れた音にはそれほど注意を払わないもの。
クマにハッとしてもらうために私がよくやるのが、ポールや木の枝を叩くこと。
北東北の森でポールを打ち鳴らす短足チビを見かけたら、それ多分私です(笑)
手持ちの熊鈴で最近出番が多いのが写真右のモンタベル。
鳥の声や他の方の鈴の音を聞き取ったり野生動物の気配を感じ取るにはちょうど良い音量で、モンタベアのデザインが気に入っています。
熊とバトルにならないように、お守りってことで。
※ツキノワグマについては、ブログの過去記事でも触れています。ご興味のある方はどうぞ↓↓
ブナの実の凶作 -『盆の縁 ~The Eastern Edge of a Basin~』
https://forestinkitatohoku.blog.fc2.com/blog-entry-34.html
初めまして。
クマさんなど野生動物にはこちらの存在を知らせることでしか回避できないのではないかと思って行動してきました。
現在入る山域はクマさんの生息地であり、クマ剥ぎにあった樹木など毎回の様に目にしています。
そのため、クマ鈴数種類、笛、声、そして仕事で測量用ポールを携行していますので時々「カンカン」と金属音も鳴らします。
東北では人を襲うクマもいるようですね。
個体ごとの個性だけではなく、地域的なDNAの違いもあるのでしょうね。
いずれにしても野生動物の生活圏に入らせてもらっているのは私たち人間ですので、色んな意味で謙虚な姿勢で山には入らせてもらおうと思っています。
コメントありがとうございます。
10/15の日記にも書いた通り、こちらはクマさんの生息域にお邪魔する側なので、「通らせてもらいますよ」という気持ちで私も山を歩いています。
熊対策の一番は「出合わないこと」ですから、熊にこちらの存在を知らせる以上に、こちらが熊の存在になるべく早く気付いて、落ち着いて対処するのが大事だと思っています。
熊の気配を感じ取るために、森では耳と鼻を研ぎ澄ませるようにしています。
ただし彼等がこちらの生活域に現れたら、ガンガン音を鳴らして山の方へ追い払います。
某サイトで熊避けに爆竹や防犯ブザー等を鳴らしながら歩いた、なんて投稿を見かけましたが、そういうことはニアミス以外はやめてくれ!と思いました。
山と里の音の違いが曖昧になったら、山の近くで暮らす人たちが困るのです…。
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