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今冬も雪寄せの毎日。1日の除雪歩数は時に雪山ハイク並みになる。まったく、雪山トレーニングと思わないとやってられない。
雪はいろんな音がする。
乾雪は踏むとモキュッモキュッと鳴る。湿雪はムギュッムギュッ。シャーベットはシャルンシャルン。ザラメはザクッザクッ。モナカ雪はパリンパリン。圧雪アイスはパキッパキッ。
一見パウダーの雪面でも、踏み音にパリッザクッが混じっていたら、パウダーの下は緩んだ雪。踏み抜かないように、体重を抜き気味に足を置く。圧雪アイスなら滑らないように、足裏全体で踏み込んで雪を掴む。誰に教えられたわけでもなく、当たり前のようにそうしてきた。
目で見て、耳を澄ませて、足裏に伝わる感覚で、肌で感じる寒さ冷たさで、私たちは雪を読む。
雪崩は雪山登山やBCだけの話ではない。
我が家の裏道には｢雪崩注意｣の看板がある。実際、デブリなら道路脇に度々見かける。幸い、市の除雪能力は高いので、車線半分を塞ぐ程度の雪崩なら通行止めにもならない。
雪崩の起きやすい地形や雪質や天候や時間帯を、山沿いに暮らす人たちは経験的に知っている。｢今日◯◯の辺り雪崩れそだがら山回らねで下通った方いぐねが｣なんて会話を交わして、危険を回避している。
住宅街でも、落雪や雪壁崩壊の危険がある。
落雪の直前には、ピシッピシッと雪がひび割れる音がする。音の方向から落下地点を予測し、全力で逃げる。ズズズッと雪擦れの音がしてからだと際どい。自分の立ち位置が発生地点だったらもうどうしようもない。
雪質と締まり具合にもよるが、積雪1ｍ超×1�屬婆�300kgだそうだ。埋まったら自力では脱出できないし、直撃を受けたら無事では済まない。
雪がひび割れる前兆として、ほんの少し雪面が動く。その時点で気付ければ回避できるのだが。
もう、前や下ばかり見ている場合じゃない。
雪下ろし中の事故は後を絶たない。今冬は県内で既に4人の方が亡くなっている。
みんな雪下ろしが危険なのは知っているけれど、雪下ろししないと家が潰れてしまうからやるしかない。そして、十分に注意しながら屋根に上がっているのだが。
何年前だったか、従兄弟が雪下ろし中に転落して亡くなった時、父が呟いた言葉を思い出す。
「おがしいもんでしゃ、いっつもやってでなもねごどだて、そんたどぎって死にに行ぐよなもんなんだよな」
里での雪との闘いも結構、命懸け。どれだけ慣れていても注意しても，事故は起こり得る。
山に降る雪は好きだけど、里に降る雪は恨めしいと思っているのは、私だけじゃないと思う。
画像�，六笋寮禊鵑擦陵А∪張謄�(＝防寒テムレス)。私は車用も含めて4双を使い回しています。
画像�△蝋�テムの新顔、#05 overshell。ゴアのオーバーグローブとの違いを、早く“ほんとの雪山”で確かめたいんですけどねぇ…。
※ブログの過去記事で、｢雪寄せ｣等の雪にまつわる方言や雪害について触れています。ご興味のある方はどうぞ↓↓
｢雪かき｣とは言わない -『盆の縁 ~The Eastern Edge of a Basin~』
https://forestinkitatohoku.blog.fc2.com/blog-entry-39.html
※この日記のロングver.はこちら↓↓
YUKIYOSE LIFE -『盆の縁 ~The Eastern Edge of a Basin~』
https://forestinkitatohoku.blog.fc2.com/blog-entry-59.html
それでも来週あたりからの天気予報には待望の晴れマークがつき始めました。
ほんとの雪山での青空登山、楽しみですね！
旧暦の小正月を過ぎてようやく降雪が落ち着いてきました(^ー^)
晴天を待つのもいい加減飽きたし、朝の除雪不要で強風でなければ、曇りでもちょっと行っちゃおうかなぁと思ってます♪
hobo boogieさんの雪山レポも楽しみにしています！
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