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人が触れることの出来る知識の量には限りがあります。苦手な分野もあるでしょうし、得意な分野であっても人間のすることですから抜け落ちはあります。なので、知らないことは素直に耳を傾けることが大事だと思います。これは心がけ一つで実行できることです。
曲者なのは、「知らないこと」よりも「知っていること」の方です。現代はネットによって情報が溢れていますが、中には自分の知っている知識を「自分『だけ』が知っている」ことのように錯誤する人も出てきます。
「自分だけが知っている」という感覚は「これを知らないやつはバカだ」という傲りにエスカレートします。知識のない人に知識を与える人は尊敬に値しますが、知識のない人を見下したりするような人は、いくら知識が豊富でも尊敬されません。自分を大きく見せたいという欲望の奴隷だからです。
さらに、「これが世の中で知られていないのは、知られないようにしている勢力があるからだ」とまで拗れるともはや重症です。その人だけの妄想に止まっていればいいのですが、今はネットでまき散らすので厄介なわけです。
最近では兵庫県知事のパワハラを巡る問題でネット上に不正確な情報が溢れましたが、あれなど「自分だけが知っている」という感覚から発したものがほとんどだったと思います。それが選挙の結果まで左右したりするのですから、恐ろしい世の中になったというしかありません。
人を救うのは知識に対する謙虚さだと思う次第です。
(写真は国立国会図書館に掲げられている「真理がわれらを自由にする」の言葉=同館の公式サイトより)
時々お見掛けします
人を見下したような投稿
ご本人はどのようなお気持ちか分かりませんが
不快なので見ないようにしてます
代弁して頂き、ありがとうございます
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