12月3日、この日の朝も、私はいつも通り自転車で最寄り駅に向かっていた。
次の交差点は左折するのだが、前方左から後ろに女の子を乗せたママチャリが来た。別に珍しい事ではない。
左にやり過ごした後で曲がろうと、タイミングを計りながらスピードを落とし、右肩越しに後方の車の状況を確認した。問題なし。
と前方に視線を戻すと、通過しているはずのママチャリが目前に。
ママは、私が進もうとしている左の道の先に何かを見つけたようで、ほぼ止まりかけていた。キョトンと女の子が私を見ている。
どうやら私は、後方の車の状況を確認しながら、何の疑いも無く、重心を左に移動し左折体制に入っていたようだ。
もうダメだ。ぶつかる!
何の因果か、前日私は二人目の孫(♀)に恵まれ、仕事を早退し対面したばかりだった。目の前の女の子とダブった。
その後どういう動作をとったのかは自分でもわからないが、次に私の目に入ってきたのは、まさに目と鼻の先の地面(舗装道)だった。間一髪、とっさに右を向いたようだ。
ゴン。と聞こえた。気がした。
不思議と痛みは感じなかったが、それどころではない。女の子は大丈夫か?
うつ伏せの私は寝返りを打つように振り返ると、女の子はママの後ろの椅子に座りさっきと同じ目で私を見ていた。奇跡的にママチャリは転倒することもなく無事のようだ。良かった。本当に良かった。
私は立ち上がり身体の異常を調べてみたが、左顔面以外に特別な痛みは感じない。ママが口元の左に少し擦り傷があると教えてくれたので、手で撫でてみたが出血している様子もない。幸い大事には至らなかったか!?
ママチャリの方は、不思議と無傷だった。子供用椅子にハンドルがぶつかったのかもしれない。
私はママと連絡先を交換し、再び駅に向かって一旦は走り出したが、途中で考え直し病院に向かった。あの衝撃を思い起こして心配になったのだった。
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私は山で、時々思い込みのミスをしてしまいことがありますが、動く相手がいる街中でその行動を勝手に決め付けてはいけませんね。今回は(も)、完全に自業自得です。相手に怪我が無かったことが、本当に不幸中の幸いでした。
あの後私は病院でCTを撮り、異常がないことを確認しましたが、病院の対応には少なからず疑問を感じましたね(赤十字病院)。
すぐ見てもらおうと、救急窓口に事情を説明したのですが、「今は婦人科の医師しかいない。既に受付が始まっているのでそちらに回るように」言われ、そこの相談窓口に行くと「何科ですか?」と聞かれました。その頃には手足の痛みも出始め、歯の噛み合わせや左目も変な感じになっていたので、何科?と一つに決めるよう迫られても非常に困るわけです。
最終的には頭が最も心配だったので脳神経外科となったのですが、こういう状況を経験すると、やはり少々図々しいと思われても、救急車を呼ぶのが正解なのかなぁと考えさせられました。
結局、翌日以降二日間で、歯科、口腔外科、整形外科、耳鼻咽喉科、再び脳神経外科(すべて別の病院)を受診しました。(出費は、約1.5万円。処方箋なし。)
左手首の捻挫、左膝の打撲、左足内側踝の裂傷、左三叉神経の障害が思い込みによる主な結果となりました。
三叉神経の障害は顔面神経より内側なので、表情に支障は無く見た目ではわかりませんが、噛み締めたり鼻をかんだりすると痛く、コメカミの辺りで軋む音がします。直るのに相当時間がかかると言われました。
それと左目の下が内出血で紫色になってブラックジャックみたい。これはじきに引くそうですが、チョット人相が悪いかも。
皆さんも、山に限らず街中であっても、思い込みや勝手な決め付けには、くれぐれも注意しお過ごしください。
てなわけで、今週末私は大人しくしています。
kinoeさん、こんにちは
大変なことになってしまいましたね
怪我から10日が過ぎましたが、その後具合は如何ですか。
山は当分お休みですか
私も車を運転していて、思い込みからハッ!!とすることが時々あります
その都度反省するのですが難しいですね・・
どうぞお大事にして下さい。
山は逃げませんので、ゆっくり養生して下さい
otafukuさん、こんばんは。
ご心配いただき恐縮です。
あの時、ほんの1秒だけでも行動が前後していたら起きなかったでしょう。が、後の祭。
また、そういう奇跡的なタイミングも、現実に起こり得る。ってことですね。事故ってそういうものなんでしょう。
自転車にしろ、車にしろ、山にしろ、どれだけリスクをゼロに近づけられるか、ってことなんでしょう。
> 山は当分お休みですか
今日、大室山に行ってきました。
左手首の捻挫は、ザックを背負うだけでも難儀するので、しばらく支障ありそうです。
左足内側踝の裂傷は、替えの靴も持って歩きましたが、圧迫されると少し痛いながらも、何とかハイカットの靴のままで大丈夫でした。
そんなわけで、山に関しては、無理せず歩く分には大丈夫でしょう。
生活上では、三叉神経の障害が結構厄介で、治るとしても、何ヶ月先になるのかって感じですが、自業自得なので、仕方ないですね。
ありがとうございました。
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