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日本での角膜移植は年間3,000件余なのに対して、
米国のそれは年間70,000件を超えるのだとか。
献体が常識の国とは言え20倍以上の差があることに、まず驚いたが、
それ以上に驚いたのが、
iPS細胞が登場して以来ドナー登録の数が目に見えて減少しているということ。
iPS細胞から作られた角膜の移植はようやく治験が始まる段階で、
再生医療が普及してドナーがいらなくなるのはまだまだ早く、
医療現場では切実な問題だとか。
眼は二つあるのでお互いにカバーしあうので症状に気づくのが遅れがちになる。
だから、一日一回は片眼を閉じて、
もう一方の片目だけでの見え方をチェックするべきだということも教わった。
言われてみれば、35年前のあの日、読書中に何気なく左目を閉じ、
右目では何重にも文字が重なって全く読めないのに気付いて全身が粟立った。
あれが円錐角膜との出会いだったなあ。。
：ということなのでと、ドナー登録を勧められた。
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