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2021年11月26日 23:05雑記全体に公開

如意岳アルプスのルートの考察

 satsuki_ttjさんが発掘された文献の資料をもとに如意岳アルプスのルートをあれから(如意岳アルプス(大文字山)を探る、記録ID: 3764950)あれこれ考えていましたが、やはりsatsuki_ttjさんが推定されたルートの方があり得るなという結論に至りました。

satsuki_ttjさんの日記
幻の「如意岳アルプス」
https://www.yamareco.com/modules/diary/325440-detail-252846) 

 少し長いですけど日記から孫引きすると、
==ここから
如意岳の頂上は三等三角点の石があるが、桧や松に囲まれて見晴らしがきかない。なだらかな下り道を行くと池ノ地蔵、三井寺へ行く道へ。その道を見送り右手へと下ると、尾根に出る。いくつかのピークを越えて植林した杉林の中へ下る。
==ここまで
とあります。なお如意岳はいまでいう大文字山三角点のことです。
原典
雑誌『岳人』466号(1986年4月)
グラフ 春爛漫、洛東の山路 如意岳アルプス縦走 / 小川清美 ; 山室俊男/p24〜26

この「なだらかな下り道を行くと池ノ地蔵、三井寺へ行く道へ」から画像の地図の変則四つ辻で左手の池ノ地蔵の道を見送り右手の如意ヶ岳の道に進むと想像しました。この変則四つ辻の呼び方は『北山の道(渡辺歩京、白地社)、1981』の「大文字山」の登山の案内で出てくるのですが山科199番A14や東山54でなくいろいろ考えるとこの地点になるかと思います。
 それであれっと思ってA14の分岐を再度歩いて確認すると池ノ地蔵・如意ヶ岳方面に進むよりか東山45になだらかに右に下る方が自然な流れです。確かにここでも「池ノ地蔵、三井寺へ行く道」があってそれを見送り右に進めば尾根に出ます。
 「如意岳アルプス」は90年頃まであったのならそれなりの歩きやすい道なはずです。私は最初「いくつかのピークを越えて」からP444方面を考えましたけど言われてみればこの方面ではっきりとした安朱寺川に下りる登山道はないように思います。またP444に向かってもそこまでピークを感じません。それに対してP400の北の谷を下る道は植林地で道も明瞭です。一人で騒いだだけですね。
 ついでに「うぐいす峠」(坂としました峠でした)も考えたのですが、確か以前yjinさんの山歩記で雨社の北の谷に鳥居の跡(土台)を見たとの記録があったように思います(参考HP きょうのまなざし、大文字山 うぐいす峠と大鳥居の話 能郷白山や琵琶湖大橋遠望)。実際私も確認し谷を歩いてみました。ちなみに倒木地帯で判断ミスをして少々厄介でした。なんとなくですけどこの谷林道ができてから傷みだしたのかもと思いました。するとこの南側から山科・藤尾に抜けるどこかが峠になるんでしょう。シンプルに考えると雨社から少し登った南あたりですかね?
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