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自分自身も積雪期の冬山で(滑落、雪崩)遭難をして岳友に迷惑を掛けているので、書こうかどうしようか、ひと月悩みました。でも書かずには居られなくなり、ご批判を覚悟で書かせて頂きます。
富士山に始まり、穂高明神岳、剣岳、西穂高、大天井岳、八ヶ岳赤岳、谷川岳、その他、多数の遭難事件の内、穂高明神岳、剣岳は不可効力の遭難ではないかと思います。トレーニングを積み、偵察や装備も納得でき、経験も豊富だったと聞いています。
これから書かせて頂く事は批判では有りませんが、どうして?なんで?と思わざるを得ません、先ず富士山の遭難は佐藤小屋のある、お中道がほぼ2,500mですが、2件の遭難の内、お一人は標高2,000mで遺体を発見されたと記事に有りました。駐車場と五合目の間で遭難されたと言うのは、初めてで、どうして?.........................単独登山の方は馬返しから登られたようで、佐藤小屋に登山届けを書いていない、馬返しから登ると嫌でも佐藤小屋の横を通らなければならず、小屋の方は登山者を見かけると「登山届けを書いてください」と言うはずで、冬の富士山を知っている登山者は、飲料水を補給出来るので吉田口登山道から登るときは必ず小屋に立ち寄るのが常のはずですが、佐藤小屋では「立ち寄っていない」と言っていました。何処へ?............
西穂高岳の遭難は、どうして独標から先に行ったのですか、最悪ピラミッドピークで考えなかったのですか、以前私の「初心者でも登れる冬山(西穂高岳)」でも書いていますが、独標から先は初診者には危険過ぎます。まして下山できないなんて、登れたのだから降りられるはずで、十代の頃先輩によく言われました、「降りる時は、登った時のホールドとスタンスを逆にすれば同じだろう!」................まあ、確かに西穂高頂上からピラミッドピークまでは怖いですが、私の登ったときは持参した、ザイルを使うほどでは有りませんでした。
大天井岳の遭難も同じで登ったのだから、引き返す事も出来ると思うのですが、何か有ったのでしょうか?さほど危険なところも深雪以外考えられません、他のパーティのトレースが無くラッセルで体力を消耗して、動けなくなった、でも 3人の内お一人は燕まで救助の要請に引き返しているので..........
此処をご覧の皆様、新雪のラッセルは膝下までが少人数(2-3人)で出来る限界です。股下や腰まで埋まるラッセルはシールを着けたスキー板か、荷物を置いて、交代で踏みしめなければならず、最低でも5-7人以上いないと無理です。又 降雪時は登山中に後ろを振り返り、自分たちのラッセル(トレース)が直ぐ積雪で見えなくなる降雪は引きかすか幕営の場所を探しましょう、雪は怖いです。
赤岳の遭難は、前に書いた場所で起こりました。文三郎から国境稜線に出る手前のトラバース(八ヶ岳遭難の半分は此処で起きています。)で、何人パーティか解りませんが、頂上から下山時に一番後ろを歩いて方が居なくなった、普通、山岳会や山岳部では一番後ろはチーフリーダーで、経験豊富な人が最後尾でパーティの行動を監視して指示するはずですが、報道では何時居なくなったか解らないと言っていました。.......................
ちなみに山に登るときは、山岳会や山岳部では先頭はサブリーダーで、2番目にばてた人や足の遅い人、最後尾は経験者であるチーフリーダー不動の順番ですが、どんなに吹雪いていても、最後尾の指示を仰ぐため常に後ろは気にしていると思いますが...............
谷川岳の遭難はこれも下山時に起きています。天神平から頂上(写真1見えているのはオキの耳とトマの耳)往復して下山するとき、肩の広場(写真3の一番高いピーク)で迷った、確かにあそこは迷いやすい所ですが、自分のトレースが解らなくなり、携帯で救助要請....................私も冬季に西黒尾根、天神平、一の倉沢から頂上を経由して、天神平からロープウエイで下山した経験が有りますが、最悪の時は肩の小屋から左へ回り込めばザンゲ岩が見えて西黒尾根に出られるはずですが、又 天神平から登って、記事中の写真を撮った時は後ろを振り返り、迷い安い広場付近に目印(細竹に赤いテープ)2-3刺して置きました。その前は頂上が見えずトレースが埋まるので、降雪時登っていて、ロープウェイの小屋が見えなくなるところで引き返したのが数回有ります。
遭難事件がなければ、正月に天神平から谷川岳山頂往復の記事を書く予定でしたが、あまりにも情けない遭難が相次いだ為書くのを辞めようと思っていましたが、誰かが書かないと、この様な昔にはあり得ない遭難が続きそうなので、年寄りの苦言として見てください。
jk1nmyさんおはようございます。
プロフ見ました。まだまだ、老という年齢ではないです
よ
まして、今年から65歳雇用が始まります。それはともか
くとして・・
今年、西穂高へ冬山初めての嫁同行で行きました。まさ
しく低気圧の真っ只中。もちろん、風があればロープウ
ェイが止まりますので風速チェックで上へ。
当初は、丸山くらいかな?って感じでスタートしまし
たが、途中で3・40cmもあった深いトレースが消え、自
分たちのトレースも消えはじめて撤退。埋まりかけた赤
布の柄を引き抜いて上げながら進んだのが効を奏してレ
ート確保できました。赤布を抜いて差し返すような事を
教える先輩がいないのではないでしょうか?
とくに、西穂高などメジャーなルートは、知っていると
いう先入観で行動してしまいがち。また、わたしもガー
ミン装備で動いてますが「あと150m・・」は、余計な情
報でしょうね。jk1nmyさんの書かれておられるように腰
以上のラッセルで同行者が初心者となれば、20mでも限
界を超え、返しのラッセルを考えると前にという行動は
無謀としかいえないでしょうね。jk1nmyさんの常識とし
ての「こんな事知ってるやろ」の初歩が抜けてる方が多
いのかもしれません。どうぞ、後進のためにどんどん発
信してください
でわでわ
uedayasujさん、おはようございます。ヨタハチですね、私の、あ焦がれの車です。水平対向空冷2気筒800cc、パブリカのエンジンですね、大昔、富士スピードウェイ24時間耐久レースで、トヨタ2000GTとヨタハチが1,2位でフニシュしたのを見に行きました。
そうですね、私もつくづく思います。私と同じ様な年齢の、山岳会の仲間、ザイルパートナー、一緒に酒を飲んだ他の山仲間、相当数の岳友が山で亡くなっています。
土合に有る、雪囲いのトンネルの先、慰霊碑に刻まれている名前を見ると、ある数年間の半分以上が知り合いで、昭和46年に至っては2/3の方は何らかの付き合いの合った方々です。
山は楽しいが怖い、自分は無力である、山に登らせて頂く、と言う謙虚な気持ちと、山は逃げない、又 来れば良い、次回は訓練をして、何時かは登ぼれさせて頂く、それまでは我慢すると言う判断力を付けて欲しいと思っています。
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