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目黒駅から行人坂を下り、そのまま真っ直ぐ目黒川を突っ切って山手通りの歩道橋を渡った先に、朝っぱら(6:30)から店外の椅子に整然と並んで座って待つ人の行列があり、何事かと思ったら、なんとラーメン屋だった。えーちゃん食堂というらしく、Xの公式アカウントによると、早朝6時ごろに開店、10時半ごろには材料切れで閉店となるそうだ。まわりはまだ寝てるくらいの気だるい時間なのに、そこだけ異空間のよう。朝っぱらからラーメンって、すごくね?
#朝ラン #早朝ラン #ランニング
オーディブルはアイザック・アシモフ『銀河帝国興亡史Ⅱ ファウンデーション対帝国』を今朝から聞き始める。
第1部「将軍」より。
ファウンデーションが誕生して200年後には、ファウンデーションは銀河系の周縁部では最も強力な国家になっていた。それ以上勢力を拡大しようとすると、必然的に、弱体化したといってもいまだに宇宙人口と富の4分の3を支配していた銀河帝国と衝突するのは避けられない。帝国はハリ・セルダンの予言通りに崩壊しつつあったが、政治家や学者や技術者に傑出した人材はいなかったとしても、軍人だけは別だった。帝国最後の臣民にして将軍のベル・リオーズは、勃興しつつあるファウンデーションの脅威をたしかに認識し、それ以上の拡大を防ぐため、戦争の火蓋を開こうとしていた。たとえそれが、ハリ・セルダンの予言に反したものであったとしても。
「するとつまり、かれのその技術が、わたしがファウンデーションを攻撃し、これこれの理由でこれこれの戦闘に負けると、予言しているというのですか? わたしは予定されたコースを破滅に向かってつきすすむ愚かなロボットだと、言いたいのですか?」
「いいえ」「この科学は個人の行動にはなんの関係もないと、すでに言いました。予言されているのは、もっとずっと広大な一般的背景なのです」
「では、われわれは歴史的必然の女神の強引な手に、がっちりと握られているのですね」
「心理歴史学的必然の手です」
「それでは、もしわたしが自由意志の特権を行使したらどうなりますか? もし、来年、攻撃することにきめたら? もし、全然、攻撃しないことにきめたら? その女神はどのくらい融通がきくのですか? どのくらい機転がきくのですか?」
「いま、攻撃しようと、全然、攻撃しまいと。ただ一隻の船でやろうと、帝国の全軍隊を繰り出そうと。軍事力を使おうと、経済的圧迫を加えようと。公明正大に宣戦布告して戦おうと、陰険な不意打ちをかけようと。あなたが自由意志を最高度に発揮して、何をしようと。それでも、あなたは負けるでしょう」
「ハリ・セルダンの死者の手(デッド・ハンド)のために?」
「阻止することも、避けることも、遅れさせることもできない、人間行動の数学の死者の手のためです」
「その挑戦を受けて立つことにします。生者の意志と死者の手の闘いです」
ファウンデーションの独立貿易商人ラサン・デヴァーズの船がベル・リオーズの艦隊に捕まり、身柄を拘束された。だが、かれは敵情視察のために送り込まれたスパイだった。リオーズの船にはシウェナの没落貴族ドゥーセム・バーが同乗していたが、かれはかつて、ホバー・マロウが訪ねたオナム・バーの息子だった。
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