山小屋というと、昔は食事はまずいとかトイレは汚いとか従業員の対応が悪いとかマイナスイメージが多かったように思う。でも昨今はそういうことはなく、明るくサービスも至れり尽くせりの感がある。特に食事はどこの小屋でも力をいれているように思う。下界と変わらないような食事を出す小屋もある。そこの食事を目当てに登る人たちもあると聞く。ヘリコプターという利器とそれを操縦する人たちのおかげである。小屋で飲むビールや食事には感謝の心をもっていただきたいものである。でも一方ではヘリのエンジンからは排気ガスやら二酸化炭素やら自然界にはよろしくないものもまき散らしてしまう。便利な反面、山には負担となっているに違いない。そういう意味では昔の不便な小屋の方が自然にとってはよかったのかもしれない。いや、トイレのし尿については昔は谷や森にそのまま流していたようだから、バイオトイレやタンクを下界に下すのは自然を壊さないのですばらしい大進歩だと思う。でも一部の小屋は昔のままの方式を踏襲している。これらの昔ながらの小屋には国の補助金などで改修できないものであろうか。
掲載させていただいた写真は昭和59年ころの槍ヶ岳山荘とK小屋の豪華夕食です。槍ヶ岳山荘の看板は今と違い縦の看板でした。それに出入り口のドアは片手では開けられないくらい重かったです。山小屋もいつの間にか小綺麗になってきましたね。
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