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NHKスペシャル取材班の山本英輔氏と有元優喜氏の共著によるこの本は、NHKで2022~2023年にかけて、何度か放送されたOSO18の取材についての経緯等が記されています
前足の横幅が18センチである事と、最初の被害がオソツベツで発生した事からその名が付けられたOSO18は、「恐れ」という意味合いも含めて名付けられたとありました
そして偶然にもオソはスペイン語て熊を表すとも書かれていました
最初の頃は、前足幅18センチの大型の羆で、食べもしないのに次々と牛を襲う、快楽の為に牛を傷付ける羆として恐れられていたOSO18は、その姿を見た者は無く、現地の人々を恐怖に陥れていきます
そんな現場に何度も著者は通ううちに、現場関係者と仲良くなったり疎遠になったりを繰り返しながら、取材を続けます
そしてOSO18は当初言われていた様な前足幅18センチではなく16センチの、ごく普通の羆らしいという情報を得ます
OSO18が出現したと聞けば駆けつけ、なんとかしてその姿を捉え様と試行錯誤を繰り返す中、既に3週間前にOSO18は捕獲されていた、と知らされて呆気ない幕切れを迎えました
そんな呆気ない幕切れを迎えた取材の中で、一番印象に残っていたのは、最終処理業者の処理場の中から骨を探し出すシーンでした
それはまさしく、OSO18がいなくなってしまったからこそ行われた取材でした
どの様な流れで、どの様にして排泄物とエゾジカ等の屍の山の中からOSO18の骨を探し出したのか?
最後にして最大の、取材のヤマ場だったと思います
講談社から出版された1980円の本は、購入して読む価値がありました
ハイブリッドクマの本州の存在も囁かれる昨今、決して北海道だけの話しでは済まされない、何とも表現し難い感覚に陥る本です
NHKスペシャルでOSO18の取材を追った番組を見ました
姿の見えない肉食熊の恐怖もそうですが、本来山の中で木の実や魚を食べて暮らしているはずのヒグマを完全肉食に変態させてしまったのが、人間の文明のせいだと言う事の恐ろしさ
OSOが瀕死で見つかった時の話、その後死体が食肉の処理場でゴミに埋まって見つかった時の映像等、凄くショックを受けました
視聴した後、何とも言えない気持ちになり眠れなくなったのを覚えています
本が出ていたとは❗️
機会があれば読んでみたいと思いました
こんばんは🌇
OSO18は、親離れしたであろう4歳頃からずっと肉食を繰り返し、死ぬまでほぼ肉のみを食べていたらしいという事が、この本の中で語られています
食べる為の肉を、生涯に渡って得続けるのは、危険を伴います
その為、草食系に傾いた羆が、種として生き残る様になったそうです
草食系に変化した胃腸に、肉のみを入れる事は、内臓への高負担になるので、それがOSO18の命を縮める事になったのだろうと、この本からは読み取れます
満腹な猿より腹八分目の猿の方が若々しいというのを、何故かOSO18で思い出してしまいました
人間も動物ですから、同じ様に美味しい物を腹一杯食べ続けるのは…OSO18は羆に襲われるかもしれないという恐怖ではなく、別のことを教えてくれているのかもしれません
因みに、それと私の肉苦手は無関係です😅
単に母親が肉苦手なだけです
ヒグマては無いですけど
ツキノワグマと三度程 遭遇してます。
マジで驚いたのは
30m程先に 林道上に斜めに倒れていた倒木、角度は50度程ありましたけど、そこをスタスタと走って登って行ったのを目の前で見た時は、体が固まりました😱
熊なバランス感覚、腕力の凄さ、
怖いですね😱
こんばんは🌇
羆は勿論ツキノワグマにも決して遭いたくありません
じっとしているのは賢明な判断だと思います
ずいぶん前ですが、NHKスペシャルで「ヒグマを叱る男」という番組をやっていました。秀逸な番組で、再放送も見ました。知床の漁師の方です🐻
それは知りませんでした
是非見てみたいものです
NHK、再々放送してくれないかな?
ヒグマを叱る男は見ました。
知床の番屋に住み込んで漁をする漁師の親分で、肝の据わった人でした。
ヒグマも叱られるとすごすごと離れていってました。多分信頼関係があったのでしょう。
少し逸れますが、知床を世界遺産に認定するにあたってやってきた調査団の要求をサラリと拒否されていたのが印象的でした。
それはますます見てみたくなりました
ネット検索したらNHKオンデマンドで見れるようです。お試しください。
https://vimeo.com/565234169?&signup=true#_=_
ありがとうございます
確認してみます😄
先の情報はNHKオンデマンドではなく、アメリカの動画共有サイト「vimeo」でした。
私も見ましたので大丈夫だとは思います。知りませんでしたがYouTube同様のサービスのようです。
実は今しがた見終わりました
ありがとうございます
ユネスコがどの様な判断を下したのか?気になるところです
NHKで捜索中の番組と熊肉になった後の番組を見ました
これは恐ろしいことです
異食症?サイコパス?
そんな妄想を抱いてしまいます
ハイブリッドの噂も聞くので油断出来ませんね
ヒグマを叱る男も見ましたよ
おはようございます
いつもコメントをありがとうございます
私も熊肉番組は見た記憶がはっきりと残っていますが、他の番組を見たかどうか定かではありません
呆気ない幕切れは、人間に更なる想像を与えます
何故OSO18が生まれたのか?
なんとなくの決着はつけていますが、真相は闇の中、と本の中でも述べています
それにしてもヒグマを叱る男、ますます見たいです
こういう編集はいつも思うけど一つの事例があたかも全てであるような錯覚を視聴者に起こさせる、ドラマや映画ではないがドキュメントとは俺は認めたくないです。
熊への恐怖を煽ってるようにしか感じない。
カメラはあの枠でしか捉えられない道具なので、発展途上国の子供たちの目が綺麗とかの写真は日本人にお金せびっているからです。
被害に遭われた方とその熊とその地域の行政の、問題かと。
おはようございます
コメントをありがとうございます
ひとつの番組だけを見て全てを判断するのは危うい行為だと思います
ただ、限られた放送時間枠と予算を図って作られた番組ですが、この番組は非常に心を揺さぶられました
単なる羆への恐怖心となるか、それともそれ以外のものがあるのか?
それは受け手次第とも思っています
ネット等により、昔とは比べものにならない早さと情報量が得られる今、情報の真贋も含めて最終判断を下すのは難しいと思います
OSO18の出現した地域は元々羆の生息地で、そこに後から開拓者として人間がやってきました
その為、その地域で被害が出た所の地名に5箇所も「熊の沢」があったそうです
大昔は人とその他の生き物の生活区域がほぼ同じで、色々ありながらもお互い生きていました
里山も失われたつつある今、別の意味で再び生息域が接近しています
どうするのが良いか、私自身も全く分かりません
だからこそ多分、その様な番組や本を見ずにはいられないのだと思います
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