紅葉が美しい神秘的な野反湖を見学しました

先週、新潟県津南町と長野県栄村を流れる中津川沿いの秘境・秋山郷にて、鳥甲山（とりかぶとやま）を登ってきました。本日はどこへ行こうかと思案しましたが、同じ中津川の更に上流域にある白砂山を思いつきまして、自宅からマイカーに乗り4時間かけて登山口のある野反湖（のぞりこ）へ来ました。白砂山は日本二百名山に選ばれています。
http://www.wec.or.jp/library/100selection/content/nozoriko.html

群馬、長野、新潟の3県を流れる中津川の源流は群馬県中之条町六合（くに）地区の北端で、秋山郷を流れ、新潟県津南町で信濃川へ合流します。その水源に野反ダムがあり、ダム湖である野反湖ができています。標高は1513ｍ也。
関東地方に水源を持つ河川のうち、上越国境（上野国＝群馬県と越後国＝新潟県の境）を越えて反対側の日本海に注ぐものは、中津川の他は、尾瀬を水源とする只見川しかないのだとか。

本日の天気予報は、関東地方は☀晴れですが、新潟県は☂☁雨雲が広がるというもの。また、北風が吹いて気温が下がり、山では夕方から雪が降るとのことで、国境に近い山間の野反湖に到着すると、それまでとは打って変わって雨が降り出しました。湖の手前にある六合地区の「道の駅六合」では、午前5時頃の気温が6℃でしたので、強風の吹く湖畔は氷点下に近い体感温度です。

2時間ほど車内で様子を見てみましたが、北の新潟県側から次々と雨雲が押し寄せており、なかなか天候が回復しません。レインウェアを羽織って歩いても良いのですが、寒い上に終始雲にまかれて歩くことになり、快適な稜線歩きは期待できません。出直すことに決め、近場の観光に切り替えて、温泉旅行とすることに致しましょう。

周辺には、有名な草津温泉や四万温泉があり、娘が幼い頃は、どちらの温泉にも度々、家族旅行で伺ったものです。また、野反湖に最も近いのは、花敷温泉で約13.2km、車で20分弱。この花敷温泉から800m程奥まった場所には、川底からお湯が沸きだしている天然の露天風呂・尻焼温泉もあります。
http://www.hanasikinoyu.jp/shiriyaki.html

でも今日は、のんびりドライブでも楽しんだら、暮坂峠を越えて沢渡温泉にでも寄ろうかな。こちらは野反湖から約36.5km、車で50分程。狙うは「まるほん旅館」の立ち寄り湯と蕎麦店よしのやの「よしのや蕎麦＆玉の肌豆腐」にしたいと思います。
https://nakanojo-kanko.jp/sawatari/

季節の移ろいの早いこと。野反湖周辺にも、その内に積雪があることでしょう。

写真1は、野反湖ロッヂ前のバス停。
写真2は、湖越しに見たエビ山。
写真3は、野反峠から見た野反湖の様子です。