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https://tozanguchinavi.com/trailhead/trailhead-20839
経由で登山しました。結論からいうと「素敵な登山路だ、無くなると困るから機動力のある皆さまぜひご利用ください」という感じなのですが、いろいろ留意点もあるので情報まで。
ヤマレコなどしらべると武尊の登山路としてポピュラーなのが紫色の武尊神社からくるもの(登山当日は天気が回復傾向のこともあり駐車場に20台ほど)、緑色の川場からくるもの(これが古からの信仰の道かと思います)があり、どうやって車とつなげるのかよくわからないのですがオレンジの牧場にいくもの(この道の途中に避難小屋があるようです)も比較的に使われてきたようです。ところが北から来る水色のもの(自然の森野営場が始点となるので以下、野営場と略記します)はヤマレコでも本当に登山記録が少ないのです。
自分は尾瀬からこちらにくるし、会津駒、燧、至仏、武尊と4つならべばどこかで天気がいいだろうから景色を楽しめるだろうという考えからこの野営場ルートでいく気満々でした。ところが鳩待に滞在して(鳩待小屋がこの秋から星野経営のルーシーになっている)この野営場登山口までは舗装路とはいえ12キロ以上あり、できないことはないけどやっぱり疲れているしタクシーにおねがいしようと事前に交渉し、少ない台数で休日ゆえ払底していたところを上手に出していただいて(沼田からの配車なので大型で16000円かかりましたが。。。)この区間はクリア。坤六峠など途中地点でこれはやっぱ徒歩はきつかったわと、この区間はタクシー(自家用車も野営場まで当然走行可能ただし鳩待には入れない)のほうが吉と思った次第です。なおタクシーは水上最大の関越タクシーに連絡したら「そこは無理」とけんもほろろでした(ちな前日夕方に鳩待で17時ごろ4人の中高年男性がタクシーを呼ぼうとしていましたが全然だめだったようです。ルーシーでもはじめから予約していないととても難しいといっていました。基本的にはバスで往来するもののようです
https://kan-etsu.net/pages/43/
難解にすることで人が来にくくなりひいては尾瀬の自然が守られるとか、まあ理屈はいくらでも考えられるのでしょう)が、地元のいくつかをあたってみたところ、親切に対応してくれたところがあった次第です。
さてここまでは群馬側の尾瀬サービスについてのなかば愚痴ですが、以下は野営場ルートについてです(すこし愚痴あり)。基本としてはこの野営場ルート、とてもしずかで頂上まで追い越しも追い抜かれもなく、しずかにあるけて良かったです。そして道もスタートのところをよくみると薄いピンクの線(実際にあるいた線 地図は地理院のもの)がありますがここから上は基本は広くてとてもいい感じの道です。昔はよく使われたのでしょう。まあたしかにどろんこ地獄というかこれどうやって歩けというのだみたいな恐怖の泥場(ストックでさぐっても足場がない、縁もあるけるだけのスペースがない)も数か所あり、雨がつづくとMIDの靴の上まで泥がきちゃう覚悟は必要かと思いますが、とてもとてもよい道です。頂上の少し前に紫の道でもある鎖場がけっこうチャレンジングで(といっても基本はストックもったままでいけて、一か所だけストックを上にほうりなげたところがある。ちなこれはヤマトタケルへの地元の神の抵抗を象徴するためにこういう鎖場をおいているのかなとおもったりしました)すが、とても気に入りました。
ところがこの道、始点のところでヤマレコのルート(および木のしっかりしたたしか「ささやきの小道」とかいった道標)にしたがっていってもどろどろどろ沼に突入してしまい、どうにもつながらないのです!20分ほど苦闘して、気を取り直してオレンジ点々(実測情報)の右にある道(地図の薄いピンク)にしたがったところ難なく上の確立した登山道に合流しました。
いやはやなんであんなことになっているのか?一つの可能性として、ここは野営場で人はそれなりに来る、でも登山の用意はしていない、そういう人達が上の田代湿原とかを安易にみにいって遭難するとこまるなとあえてエントリー部分をわかりにくくしている(実際、このすこし上の部分にはあたらしいふみ跡がすこしあったので地元やよくしった人はこの登山路を使っているのだとおもいます)ことが考えられます。でもとにかく最初にこのトラップがあるのはめげます(ヤマレコ一般道としてらくルートでとれる道として記憶にある限り最難の経験でした。そりゃバリエーションだとおもえばこんなのなんともでしょうけど、でも一般道では難しいこと即間違い、それはありえない、と考えるではないですか)。
実は上のタクシーの手配に尽力してくださった方が「野営場ルートをつい最近あるいた人を知っている、半分遭難みたいな事例だった」という話をしてくださっていました。それは紫色ルートをピストンする予定の高齢ベテランでGPSをもっておられなかったようです。で、頂上から水色をたどって野営場までおりてきて野営場にいた人に教えられタクシーを呼んだ、だからその方が運転して迎えにいった、ということらしいのです(ここも今考えると電話通じるのかとか、野営場にいた誰も助けてあげなかったのか(まあ実際には沼田にまでつれていく必要があって相当遠いし、ご本人の意志かもしれませんが)とか、いろいろよくわからないこともあるのですが)。で、そのときは「そうか、おじいさんがおりてこられるならまあ大丈夫だろ」と思ったのですが、どろどろ道や最後のトラップのことを考えるとこの方やっぱり相当すごい方だったんだろう(だけどその割には西にいくところ北にいくとか変な迷い方だとは思いますが)と思いました。
長々と書きましたが、この野営場ルート、3時間程度だれにも会わず静かに歩けるとてもいい道なので、廃道とならないよう、余裕のある方がご利用くださるといいなと思っております(西の紫の道からはいり避難小屋に一泊(ただしあまり居心地よくないというログあり)、翌日はやくに野営場ルートで下山し12キロあるいて鳩待のバスで帰るというのがいいかなと思います。あるいはタクシー予約の上でこの逆を日帰りで。武尊神社から4キロ先の武尊橋バス停から水上に日4便。むろんマイカーでのピストンも)。
[追記] 木道とかなんとか、とにかく整備に手がまわらない印象です。尾瀬や燧、至仏の人がいく側は本当によく整備されていて、「すべる木道、何それ」みたいな感じなのですが、ここではおそらく古はそうだったのだろうなあとおもわれような、すべる、朽ちた施設を堪能できます。

GPT要約
背景
尾瀬鳩待峠から武尊山北側の「自然の森野営場」登山口を利用。
武尊山の主要ルート(武尊神社・川場・牧場)と比べ、この野営場ルートは登山記録が少ない。
アクセス面
鳩待峠から野営場まで12km以上の舗装路。徒歩は現実的にきつく、タクシー利用が賢明。
沼田から配車で約16,000円。台数少なく予約必須。バス利用が基本。
関越タクシーなど一部会社は対応拒否。ルーシー(鳩待小屋)でも事前予約なしでは困難。
登山道の特徴
日曜でも登山者ゼロで静か。道幅広く雰囲気良好。
一部に深い泥場があり、靴が沈むレベルの箇所も。雨天時は特に要注意。
頂上直前には鎖場あり。難易度は高すぎず、スリルと達成感あり。
歴史的には古くから使われた痕跡が残る良道。
問題点
登山口付近の案内(ヤマレコ・道標)に従うと泥沼に突入し道が途切れる「トラップ」が存在。
正しい取り付きは別ルート(地図の薄いピンク線)で、ここからなら問題なく合流可能。
故意に分かりにくくして、観光客の軽装入山を防いでいる可能性も。
体験談
過去にこのルートを下山に使った高齢ベテランが道迷いし、野営場で救助要請した事例あり。
GPSなしでは危険度が高い。
総括
「静かで魅力的な登山道だが、入口トラップや泥場に注意」
機動力・体力・経験のある登山者におすすめ。廃道化を避けるためにも利用してほしい。
要するに、「アクセス難・泥場・入口トラップ」といった留意点はあるが、静かで雰囲気の良い登山道であり、知る人ぞ知る価値あるルート、という位置づけですね。
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