ことしは百名山を積極的に消化しようと6月ごろから少々雨がふっても登ることがけっこうあった。そして気温が高すぎるくらいなので、雨でぬれることをそれほど気にしなかった。ところがだんだん気温がさがってくるとこれはまずいのではと、気温と雨・風との全体的な効果を考えるようになった。
具体的には10月の赤石・悪沢の3000メートル級について。まず3000メートル級での実測気温というのがなかなかなく(windyも近くの測定所、てんくらとか各種天気サイトも3000メートルその地点ではない(ちなみに赤石悪沢だと気温は無理にしても天候は大鹿村が近いときいた))、槍ヶ岳
https://www.yarigatake.co.jp/livecamera/yarigatake/
のデータが自分のいったときの赤石や悪沢と近い感じだった。
気温がまだ氷点下までいかないが寒いと4度くらいに、また日中でも10度くらいな感じ。雨はwindyが雨じゃないといっているので安心しているとどういたしまして、気象庁レーダーががんがん雨ですよと言ってきて、実際に雨が降る。いっている間は一番ひどくて時間2ミリくらい、全体に0.5ミリくらいだったが10時間行程だと服に5ミリから1センチ雨がかかって、耐水圧2万とかいうレインウェアでもぐしょぐしょしてくる。レインジャケット2枚もっていった上に下も替えやらドライレイヤーやら持って行って良かったと思った(その分、荷物が膨れ上がっていたが)。手袋をテムレスをもっていくか迷った末にもっていかなかったがこれは後悔した(モンベルナイロンカバーではだめだった)。風は山頂の一部では秒速10メートル越していたと思うがそれはごく短い距離についてで、あれだけふきさらしだったが意外と風は少なくすんだ(これは前線経過とかではなく大気の不安定さ(基本は高気圧優勢)から来る風なので地形的に特殊な場合をのぞきそれほど強くはないということかと思う)。どうにもならない場合のために中岳避難小屋がいい場所にあるのだと思った。椹島におりてくるとこんどは暑すぎ(といっても朝10度、昼で17度くらい)なくらいだが、びしょびしょの服を乾かず乾燥室とか乾燥機とか椹島にはないのでごみ袋を何枚かもっていってよかったとおもった。
新潟もだが南アルプスもこの時期はどうにもならないくらい天候不安定で、快晴は週に1日あるかという状態なので、雨や風がくることを前提に、装備を予報よりは悲観目にもっていかないと、冬にむけて今後ますます条件が厳しくなると思った。
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