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「雨の風情を楽しもう」と覚悟して出かけても、カッパの中でたっぷりと汗をかき、最後は靴の中までずぶ濡れでみじめに下山することもありました。

やっと来た帰りのバスに乗り込むと、濡れた登山客の体から発する湯気で、車内にはすえた匂いが立ち込めていました。
こんな山行でも時が経つとみじめな思いは薄れ、霧の中から顔を出すブナの巨木や石楠花、色鮮やかな苔の絨毯、カラマツから揺れるサルオガセなど、雨の日ならではのしっとりとした風景が記憶に残っています。

山の雨は稜線よりも森の中の方が味わい深いのではと思うのは、私だけでしょうか。
【写真は1976年5月 雨の上高地】
山の天気は悩ましいですよね。昔は天気予報の精度は良くないし、ネット情報も無かったですから、天気はその場勝負でしたね。今のように「雨降りそうだから前もって中止」とか延期ってのは、よほどの悪天候でなければ有り得ませんでした。毎年6月に針ノ木雪渓で雪上訓練をやっており、決まって雨。。貧弱な装備で結局びしょ濡れ、花を見るような心の余裕はなく、毎回辛かったです。私は周りから雨男と言われており、当時は憤慨していましたが、今はそれも良い思い出です😅 なんだか懐かしい気分になり、コメントしました。
こんばんは。 コメントいただき有難うございます。
昔の山用雨具は、ビニールの上下カッパやポンチョなどでしたが、どれも弱点がありましたね。
「雨ははじくけど空気は通す素材が出来たらしい」と聞いたのは高校生の時でしたが、実際にゴアテックスを手にしたのは10年位あとでした。
風の無い樹林帯では、折り畳みの雨傘が意外と快適だったこともありました。
ellyhgさんがおっしゃる通り、今はネットもありピンポイントで山の天気予報も手に入る時代ですが、雨男、雨女と言う言葉は健在ですね。
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