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散歩コース沿いには何軒か紫陽花の植え込みのあるお宅があり、この季節の楽しみを提供してくれます。【写真】
学生時代にお中元の配達員アルバイトをしたのも紫陽花の咲く季節でした。
デパートがこの時期だけ設ける臨時配送所には、トラックで届いたお中元が山積みされます。🎁
私は毎朝この配送所に出勤して受け持ち区域の伝票を受け取り、住宅地図で届け先を確認し頭の中で配達順を組み立てた後、お中元の山から担当する荷物を探し出します。

バイクの荷台に取り付けた籠にバランスを考慮して荷物を積み込み、紫陽花の咲く住宅地や寺の山門をくぐり、寺務所や塔頭へお中元を届けました。

連日荷物の山と格闘していましたが、紫陽花の色が薄れ梅雨が明ける頃になると、届く荷物の山も低くなり、早上がりする日も多くなりました。
当時の配達単価は、荷物 (伝票) 1件につき50円でした。
多い日には1日で100件をオーバーすることもあり、当時の私にとっては実入りの良いバイトでしたが、手のひらサイズの商品券も瓶ビール6本入りケースも単価は同じでした。

重たい缶詰の詰合せや瓶ビールを、息を切らして団地の5階や山の上のお宅へ運び上げることもありましたが、お届け先からの労わりのひと言で作業の辛さが癒されることを身をもって学びました。

爾来我が家では、宅配の荷物や出前の食物を受け取るときには、丁寧に感謝の言葉を掛けるようにしています。
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