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我が家の行く墓地は、私の弟と両親が眠る寺と、家内の両親が眠る霊園の二ヶ所あり、比較的近くに位置しているため、半日でハシゴすることが可能です。

私の若い頃、墓参りは親族の集まる法事などに呼ばれて行くだけでしたが、老年になってからは、毎年数回の墓参りを欠かしたことがありません。💐
別に信心深いわけではなく、私にとって墓参りは、巡る季節の中で生活の区切りを意識する格好の行事です。
また、季節に関係なく思い立った時に行く、働き盛りで逝った友人の墓碑には、ヨットと富士山が彫られており、墓地の背後に広がる海と白い富士を見比べながら往時を偲ぶことが出来ます。

家内が親しく往き来する友人は、亡くなったご主人のお墓へ「泣きに行くのよ」と言っていました。

こうしてみると、お墓とは故人の為というよりは、生きている家族や縁者の為という意味合いが強いようです。(古代支配者の陵墓などは別でしょうが)
我が家の墓の近くには、山で遭難した息子さんを供養してご両親が建てたお墓があります。
以前はいつ行っても新しい花が供えてありましたが、最近は墓参の気配のない事も多く、ひと事ながら、ご当家の変遷を感じます。

近年では、以前建っていたお墓が墓仕舞いされたのか、更地になっている景色も目につき、時代を感じさせられます。
うちのお墓は、小高い岡の坂道を登ったところにあります。高齢の父は登るのに難儀するようになってきて、お墓を低いところに移そうか等と言ってました。実際に移されたご近所さんもいらっしゃいます。当にお墓は生きている人のためにあるのでしょう。
確かにお年寄り(私もです)にとって、お墓への坂道や神社の石段はお参りの妨げですから、低いところへの移動が叶うと良いですね。
日記に書いた友人のお墓も急な石段を上がった先にあり、「眺めの良さが選択の理由」と奥様が言っていました。
何ヵ所かある石段の一部には電動の腰掛リフトがついていますが、利用したことが無いので実際に動くのかわかりません。
以前は利用しなかった駅のエレベーターなども、気づけば利用するこの頃です。
先日、自分は東京駅で、長い長い動く歩道、利用してしまいました。
やはり歩いて鍛えねば!
動く歩道の上を歩くと倍速で進むので、私も現役サラリーマン時代はよく利用していました。今では通勤時間帯を外して、立ち止まって利用します。
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