2017プレイバック②　四国トレイル

2017年12月28日 08:12プレイバック（振り返り）全体に公開

今年のG.W.はまとまった休みが取れそうだったので、どこか遠い土地の山を歩きたいと考えていた。
もちろん5月では、標高の高いところはまだ残雪があるので、西日本へ行くのが良いかなぁと考え、九州の山巡りや伯耆・大山、あるいは大峰奥駈道などが候補に挙がっていたが、最終的には四国の山を縦走しよう！ということで落ち着いた。

さかのぼること出発1か月前、早朝からＪＲみどりの窓口に並び、サンライズ瀬戸（寝台列車）の切符を手にしたときはワクワクしたのを覚えている。

夜遅くに横浜駅を出た寝台列車は、朝日の登るころ瀬戸大橋を通過。
「あぁ、四国に来たんだなぁ」という素直な感動と、これから歩く初めての山を思い描いて、息子以上に心が躍っていたような気がする。

最初の石鎚山へは保井野から堂ヶ森を越えて進むルート。
広大な笹原が夕日に妬ける景色や、見上げる満点の星空はまさに感動だった。
翌日登頂した石鎚山は日本百名山ということもあり賑わっており、この日はそのまま麓の宿舎に泊まった。長い旅程の途中で宿舎を選んだことで、息子も安心していたようだ。

3日以降は石鎚から瓶ヶ森を抜け、縦走路から伊予富士、笹ヶ峰とさらなるロング縦走の計画だったが、現地での天候判断および、次に剣山から三嶺(みうね)へ進む計画へと変更。旅の途中でも柔軟に行き先変更できるくらい成長した自分を褒めてあげたい気分だった(笑)

阿波池田の街で宿泊した後、四国を横断するように列車で移動。
見ノ越から同じく日本百名山の剣山へ。
旅程修正したおかげで、この日は縦走路を外れ、東に位置する一ノ森で幕営。
静かな笹原のなかで、リラックスすることができた。

6日目は剣山から次郎岌方面への縦走路、あいにくの悪天候だったが無事に幕営地まで到達。最終日は天候に救われ三嶺へも無事登頂。

宿舎を利用する日もあったが、初めての大型テント山行を達成できたことは自分の自信にもなったし、何より息子自身も「辛かったけど楽しかった」と、彼の記憶にも強く残る7日間となったようだ。
こうした長い旅で得るものはとんでもなく大きいなぁと実感した四国の山旅だった。

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写真1.石鎚山山頂にて、先端の天狗岳へは一人で往復してきました
写真2.剣山山頂から次郎岌に延びる、素晴らしいササの稜線
写真3.終着点の大歩危駅にて、ドッと疲れがでた瞬間

◆四国遠征その1　堂ヶ森～石鎚山～瓶ヶ森
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1120527.html
◆四国遠征その2　剣山～三嶺
 https://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-1125327.html

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