古い本にもかかわらず、さすがに名著とされるだけあって面白かったです。
その後、オリジナルの復刻版 昭和50(西暦1975)年発行(写真左)を別の図書館で見つけ(個人が寄贈した物で状態が非常に良かった)感動しました。
ここまでは以前日記に書きました。http://www.yamareco.com/modules/diary/41125-detail-112966
しかし、先日読んだ本によると、「日本アルプスと秩父巡禮」は発行当時あまり売れず絶版状態になっていたのを改定増補して「山と渓谷」(写真中央)と改題した途端、爆発的に売れたのだそうだ。
一般的には「山と渓谷」の方が有名でその後「新編 山と渓谷」昭和58年(西暦1993)(写真右)も発刊されている。
「秩父巡禮」というタイトルがから浮かぶイメージは秩父の古刹を巡礼するお遍路さんの姿で、売れなかったのだろうとの事。
「山と渓谷」と改題して発行されたとき、いち早くこの書名に感動した学生が田部重治に面会し自ら発行予定の雑誌のタイトルに「山と渓谷」の名を頂戴したいと直訴し、後に現在もある日本初の山岳専門誌の「山と渓谷」が発刊されたそうです。
サンデーハイカーのオッサンなので雑誌「山と渓谷」は買ったことはありませんが、その存在は登山を始める以前から知っており、驚きをもって知る新事実でした。
それにしても、90年以上前に書かれた紀行文がいまだに魅力的なのがなんともスゴイ。
heinaiさん こんばんは
またまた、1つ勉強になりました
これで、またベテラン風(擬き)になれそうです
方便でも、大ベテランから、そう言って頂けると恥ずかしくも嬉しいです。
コメントありがとうございました。
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