まったく、雪ってぇモンは、、とのつぶやきが聞こえてきそうな昨今です。
山をやっていなければ、雪は単に白くて綺麗で珍しいもの、などという印象を持つんでしょうけど、今回の2度の大雪は、雪国に暮らす人々の苦労を一度に思い知らされた感があります。
最初の降雪、2月8日から9日にかけて降り積もった雪は、もういい加減廃車寸前のおんぼろ車を覆い尽くしました。
もともとマンションの青空駐車場なのでカーポートがつぶれるというような余計な心配は無用だったのだけれど、日曜の早朝から総出で雪かきにかり出され、山どころではなく。
午前中をフルに使って、ぼろ車を雪の中から掘り出しました。
数年前に買って一度も使っていなかった本格的な雪かき用のショベルはフル稼働。
ホームセンターに行きそびれた隣人に貸してあげたりでちょっと鼻高々(笑)
さて重要なのは次の降雪。
バレンタインデーに降り始めた雪は翌土曜になってもやまず、またもや愛車は雪に埋もれ、やれやれと言いながら駐車場へ。
するとマンションの前の道に数台車が立ち往生。
ドライバーの姿は無く、たぶん乗り捨て?
どなたかが通報したらしく、のろのろとやってくるパトカーのじれったいこと。
ふと携帯に着信。
実家から。
カーポートがつぶれそうだ!!
次姉の金切り声が耳をつんざきます。
こっちも車が埋まってるの、いま掘り起こしてるとこなの!!
と、非情に受け答え。
なんでも、両親は二人して近所の温泉に行ったきりで、たぶん帰るに帰れない状態だそうで。
そちらはそちらでやってくれぇ、、と早々に電話を切る。
横では、お隣さんが、おまわりさんとやり合ってます。
先ほどの乗り捨て車の対応がどうも気に入らないらしく、そうかといってケーサツもどうしたもんか、、と半ば泣き顔。
マンションの中庭では、『いきなり雪を落とすなよ!!』との怒声が聞こえたり、なにやら険悪な雰囲気で、ちょっとしたパニックになってます。
そんなことになっているとは夢にも思わず、惰眠をむさぼっている息子にケリを入れてたたき起こし、てつだわんかい!!と引きずり込む。
人間のそんな喧噪とは全然関係なく雪はますます降り積もり、掘っても掘ってもつもるばかり。
この日の雪は、未曾有の災害とも言えるような積雪でした。
秩父の浦山という所に住む友人が居るんだけど、とにかく一夜明けたら窓が開かない、必死で玄関を開けたら雪がなだれ込んできたらしく、あたりは一面雪、雪、雪。
一昨日ようやく道路が一部通行可能になった、との連絡。
さて昨日の日曜。
久しぶりに山行き!!と勇んで外秩父に出かけたは良いけど、ハイカーのかけらもなく、オマケにつぼ足の”つ”の字もなく。
結局、皇鈴山までなんとかラッセルしましたが、あえなく撤退しました。
林道のカーブミラーに手が届くような積雪、愛宕山の標識が埋もれてました、
ホントは釜伏神社を経由して、野上駅まで歩くつもりだったけど、まったく先が予想できなかったため、ホントに久しぶりの撤退を余儀なくされました。
イーグルバスも、皆谷から先は当面運休だそうで、外秩父でさえこんな有様だから、秩父の大滝や三峯方面の集落にお住まいの方々は、報道されてる以上のご苦労をされていることでしょう。
今週は週半ばから気温が上がるとの予報。
雪崩が心配です。
春はもうすぐなんだけど、雪解けはいつになるのやら。。。
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