熱中症予防には水分と塩分(ナトリウム分)が必要です。
糖分が含まれていると小腸からも水分とナトリウムが摂取できるようになります。(
Na+とブドウ糖の共輸送)
これが経口補水液(ORS)の原理です。
先日、poniさんが書かれていたようにインドなどでORSが救命に果たした役割はすごいものだったらしいです。(コレラなどの脱水症状からの救命)
ところが、熱中症予防としてスポーツドリンクをガブガブと飲み続けると必要以上の糖分が含まれている物もあって、急性糖尿病になってしまう場合もあるとか。
また、スポーツドリンクには必要なナトリウム分が不足している物もあって赤ちゃんに飲ませるとナトリウム不足から水中毒に陥る危険性があるとか。
話が前後しますが、私はかなり昔からスポーツクラブで汗を流している間にはスポーツドリンクを飲んでいました。このことを優れた保健士さんに話したら「止めた方がいい」という話になり、数年前からはミネラルウォーターに変えました。ゼロカロリーのものでも止めた方がいいということで私もそれに従いました。水分以外の効能も無視した方がいい・・・。
ところがここ最近、効率的な水分摂取のためには、やっぱりスポーツドリンクがいいと思い返して自分で作るようにしています。ただし、普段は水で、ときどき必要以上に汗をかいた時だけに飲む場合だけです。
ここらあたりで私自身も混乱していますが、熱中症対策のための水分塩分摂取と、水分を効率的に摂取するためのスポーツドリンクまたはORSを飲むことは微妙に違うということです。
テレビの気象番組で「熱中症予防にはスポーツドリンクなどを飲みましょう!」と呼びかけていますが、確かに熱中症対策にはスポーツドリンクは有効でも飲みすぎは糖尿病になる危険性をはらんでいると思います。今年は猛暑だったので熱中症で救急搬送された人が過去最高だということですが、一方で急性糖尿病にかかった人も推測ですが多かったと思ったりしています。
支離滅裂な文章なので分かりにくでしょうが、熱中症対策には、下痢などで脱水症状が出ていない場合は、「水と塩分だけでいい」という考え方で私はよいと思います。その場合、水分は大腸から吸収されることになりますが問題ないと思われます。水分の小腸吸収が必要ない場合は、お茶やミネラルウォーターでもよくて、毎時の食事に適量な梅干とか塩鮭などで塩分を摂っていれば大きな問題はないと思います。もしも汗がたくさん出るようなら意識的な塩分摂取が必要だと思いますが…。
つまり、熱中症対策として積極的にスポーツドリンクを飲むのではなく、お茶や普通の水の方が総合的には健康を害さないと思う訳です。適宜塩分を摂るということで。
一方、本当に熱中症になったり激しく汗が出たり、あるいは下痢などで脱水症状が出た場合には経口補水液(ORS)のような効率的に小腸から水分が摂取できる物が必要だと思われます。
その配合は、「水1リットルに、砂糖40グラム、塩3グラム」がいいと思われます(WHO/UNICEFによる)。味付けにはポッカレモン大さじ1杯を加えればそれなりのORSになります。これは山でも使えるスポーツドリンクになります。ちなみに経口補水液は市販されているそうですが味は不味いという話です。
ここからが本論ですが、凝り性の私は、さらに良いスポーツドリンクを作ろうと考えるようになりました。
でも、それが案外と難しい・・・・(汗+涙)
水はミネラルウオーターの方がいいのか?塩素分のために生の水道水の方がいいのか?疲労回復と血液サラサラ効果のためと酸っぱさを出すためにクエン酸やビタミンCを加えたり、微量ミネラルのために粗塩にしたりグレープフルーツジュースを適量加えたり、ブドウ糖を加えたり、オリゴ糖を加えたり、カリウム分のためにトマトジュースを加えたり、甘みのためにラカントSにしたり、蜂蜜を加えたり・・ああ、難しい(汗)
かくして、我が家の冷蔵庫は大量のスポーツドリンクのボトルが保管されている状態が続いています(涙)
金額的には大したことはありませんが捨てるにはもったいないですし、糖尿病を心配してガブガブとは飲めません。
ということで、以上、中途半端な日記となりましたが、簡単で安価で健康に良いスポーツドリンクのレシピが出来るのは夏が終わってしまった頃になると思います。
ということで、中途半端な日記ですが、
「注意としては、糖尿病などのために朝から晩までスポーツドリンクで水分摂取をたよるのは止めましょう!」と言いたかったのです。皆さんのご健康のために。
あと、赤ちゃんの熱中症対策には十分に注意してくださいね。あんまり関係ないかも知れませんが蜂蜜も1歳未満の乳児には危険ということです。(ボツリヌス菌中毒)
最後ですが、私は医者でも栄養士でも何でもない普通のおじさんですので、以上のことには間違っていることもありますので参考程度にしてくださいね。よろしく〜!!
私は通常飲料水に0.4〜0.5パーセントの荒塩水を使用しています。
山でも暑い時でもこれで十分間に合っています。
水が暖かくなってものめます。
体液の塩化ナトリウムは0.9%といいます、
1日の塩化ナトリウム摂取量は4g以下が望ましいとか聞きますが、どこから来た数値なのでしょうか?
人によって体重の違いや発汗の違いがあるとおもいます。
この違いを無視して一律4g以下というのはおかしいと思っています。
又汗と一緒に出て行くのは塩化ナトリウムだけではありません。微量ミネラルも補給しなければなりません。
素人の考えですが摂取水分の0.4%前後ではないかと飲んでみて思っています。
ここ3年くらい使用していますが血圧その他の異常はありません。また夏バテもあまりせず、山でも持久力もアップしたと感じています。
余談ですが、髪の毛も一部黒くなった部分があります。
以上私のスポーツドリンクです。
荒塩は味の素の瀬戸の本塩を使っています。
そうですね、熱中症予防としてスポーツドリンクを飲むのは効果はありますが、ガブ飲みはいけませんね。
スポ−ツドリンクの種類にもよりますが、「糖質」としては大体3%後半から7%近くのものが販売されています。普通の表示法では500mℓ当たりでは19g〜34g位の糖分が含まれています。最も成分表示には「糖質」との表示は一部メ−カ−を除き「炭水化物」と記載されています。殆ど同じ意味に解釈されますが、消費者にとっては分かりずらいのでは・・毎日ガブ飲みすると糖尿病に罹る可能性はありますね。
スポーツドリンクは体内での吸収が上手くされる様に成分調整された合成飲料。果汁とは異なり血液中に速く糖が吸収されますので血糖値の急上昇の要因となりますので乳幼児には飲ませないほうがいいのです。
>毎時の食事に適量な梅干とか塩鮭などで塩分を摂っていれば大きな問題はないと思います。・・
そうですね、普通の作業に従事している場合なら、それでも良いですね。
でも、今年の様な猛暑では不足気味になりますので、意識して水分・塩分等の補給は必要ですね。
糖尿病の予防として、羊羹・スナック菓子やジュ−ス類はあまり多く食べない事ですね。
>その配合は、「水1リットルに、砂糖40グラム、塩3グラム」がいいと思われます。
健常者の場合はその位でもよいのでは、と思います。但し一度に飲み過ぎない様にコップ1杯位を目安に。
追記:猛暑日に大量の汗をかくと、胸が急に苦しくなったり目まいが・・そんな時には塩を少しなめると治る事がありますね。
日赤救急法指導員・日山協山岳指導員の方から聴いた話です。
●登山の場合、スポーツドリンクを2倍に薄めるのは、糖分が水分の吸収を遅らせるため。
●水だけ飲むと自発的脱水になる:水だけ飲むと、喉の渇きは止まるが体液濃度が下がり、体液を濃くするために余分な水分が尿として排出されるので体液が不足し脱水となる。
なお、水1ℓ+塩3g+砂糖40g は、WHOが下痢を起こした場合の脱水予防のために勧めている経口補液です。
試しに作って飲んでみましたが、自分には甘過ぎて一口で止めました。
yamahideo76さん、こんばんは。
コメントありがとうございます。
塩分ひとつでも難しいですね。
どちらにしても、浸透圧とかの関係で血液以上の食塩水はダメだと聞きました。
あと、WHOで1日の塩分摂取量が指示されていると思いますが、どっかの本で読みましたが否定する考えもあるようですね。つまりもっと塩分を摂った方がいいという考えもありますし、日本人には海藻を栄養化できる能力が高いように高塩分も必要だという説もあるとかで、説や考えが色々とあって私は右往左往してしまう場合もあります。
yamahideo76さんの実践してこられた数値はとても参考になります。
ただ、今のところ、スポーツドリンクに関しては塩分濃度は0.3%よりも薄くする方向で考えていますが考え自体も動いています。
また何かあったら教えてくださいね。
nonkibouさん、こんばんは。
さすがに説得力がありますね。参考にさせていただきます。
経口補水液の配合は、ウィキペディアに出ていたWHO/UNICEFの資料ですね。
貧しい国ではこういう糖分も栄養分になるんでしょうね。
たかが水分摂取ですが難しいですね。
また何かありましたら教えてください。
hide227さん、こんばんは。
スポーツドリンクを半分に薄める場合は塩を1グラムとか追加するといいみたいですね、500mLボトルですが。
WHO/UNICEFの経口補水液とスポーツドリンクと熱中症予防の三つは別物と考えた方がいいように思いますね。
実は私も熱中症に近い症状になったことがあります。それは暑さを軽減できない実験棟でのことで水分だけを摂って塩分を摂らなかった場合です。そういう状況だと美味しいミネラルウォーターでも不味く感じるのは人間の本能なんでしょうね。水分と塩分の適切な濃度は知識として広く知られていくといいと思いますが、どれが正しい濃度なのかという大前提が動いているのも事実です。
また何かありましたら教えてくださいね。
なんだかいきなり涼しくなっちゃいましたね
私は普段は家では丸い麦で麦茶をせっせと作って冷やして飲んでいます。
会社ではトマトジュース
ミネラル分が無いから不十分でしょうか。
山では麦茶と市販のスポーツドリンク。
塩分は会社から帰宅したら冷えたきゅうりにお味噌を付けてがぶり。それと朝に蒸して冷やしておいたナスに辛子醤油を掛けて。塩分摂り過ぎかしら
sakusakuさん、こんばんは。
長野県は涼しいのですね、こちら愛知は蒸し暑いです。
少し前は超快適だったので行く夏を惜しむ気持ちがありましたが残暑が厳しいと心が変わります
よく分かりませんが、夏はそこそこ塩分をとってもいいんじゃないでしょうかね?nonkibou先生に聞いてみてください。
麦茶とかトマトジュースはとてもいいんじゃないでしょうかね?トマトジュースはカリウムが摂れるみたいです。カリウムが摂れるとナトリウムが出ていくみたいなので何がなんだか分からなくなりますが、スイカに塩もいいんじゃないでしょうかね?トマトに塩とかもいいですよね。キュウリもビタミンCがあっていいと思います。
うちは2リットルのお湯で深蒸し茶8グラムで出したお茶を冷蔵庫に入れています。深蒸し茶はガン予防に良いらしいです。8グラムというのは試行錯誤の結果の経済的な数字です。凝り性ですねぇ自分ながら
今晩は。
メダリスト粉末などを買ったこともありますが、最近のマイ・スポーツドリンクは、秋に山葡萄果実を購入→果汁を絞って保存→適度な酸味が残る程度に水で割ったもの、を用意しています。濃さは水代わりに飲んで普通の水が欲しくならない程度(かなり薄めている?)です。
効果があるのかないのかわかりませんが、ミネラルやポリフェノールやちょっと糖分もあって、なんだか効きそうでしょう?^ - ^
http://www.pref.iwate.jp/~hp7011/yamabudou/seibunnbunnseki-exl.html
あと、夏山にはキュウリと味噌!
>経口補水液の配合は、ウィキペディアに出ていたWHO/UNICEFの資料ですね。
いいえ、各スポ−ツドリンクを購入して成分表示表を調査したものです。
皆さん、登山時の飲料水は 工夫されているのですね
私は 科学的な根拠もなしに、(1回の登山時に)
ペットボトル水2ℓ+ポカリ系(1ℓ用)の粉末を購入して、
ペットボトルにポカリを溶かして(通常よりも 1/2の濃さで、
500mlのペットボトルに 小分けして持ち込んでおりました。
説明書の濃さで作ると、
余計に 水が飲みたくなるので、薄めに作っただけなのですが
今回の日記をみて、
オリジナル・ブレンドを 作りたい気持ちになりました
感謝です^^ノ
pomchan4さん、おお
ポリフェノールは抗酸化作用があって長生きの一つのキーワードですね。
もっともポリフェノールらしくない大豆のイソフラボンやお茶のタンニンなどもポリフェノールらしいのでアンチエイジングの観点からも要注目ですね。
それにしても山ブドウってそんなに身近なものなんですね。私のところではなかなか手に入りません。
nonkibouさん、
すいません、WHO/UNICEFは私が日記に書いたレシピです。言葉足らずで誤解させてすいませんでした。
市販のスポーツドリンクの糖分表示が炭水化物などと表現されていることは私もあるサイトで知りました。要するにごまかしているということですね。某社の某スポーツドリンクにはすごい糖分が入っているらしいですが露骨には商品名は出せません。ここで書いても影響は知れておりますが、「売れなくなったのはお前のせいだ」などとイチャモンを付けて損害賠償を請求されたら嫌ですからね。
hayakazeさん、こんばんは。
そうそうそれです。私は、そういうように実験的追随をする人が大好きです。
スペシャルドリンクをぜひ作ってください
スペシャルドリンクというのはマラソンの専売特許みたいですが、実際にはあのスペシャルドリンクはそんなに大したもんじゃないそうですね。プラシーボ効果もあるのかも知れませんね。
murrenさんこんばんは、にぎやかでいいですね。
さて、スポ−ツドリンクのことですが、水分・ミネラル・糖分と分けて考えてみてはと思います。
まず、水分これは体重変化と摂取水分量を比較し、体重変化がなければ、適正量補水していると考えてよいと思います。自分の場合35°で仕事をしたとき2.5l補水しても500gくらい体重が下がります、3lくらい汗をかいたとおもわれます。水分の吸収の速度とか聞きますが、自分の経験では飲めるか飲めないか・おいしくのめるか・飲んだあとおかしくならないか?だと思います。
おいしく飲めて・おかしくならず・体重を維持できるドリンクがベストと思います。
ミネラル(塩化ナトリウム含む)については、昔生物は海から生まれたと聞きます、やはり海水塩が良いと思っています。
濃度ですがこれは個人差が大きい(汗の塩分濃度はかなりばらつきがあると聞きます)と思います。試行錯誤して自分で決めるしかないと思います。出た分を摂るのが基本と思います。
糖分については水とは別管理で摂取すべきと思っています。
今回は、特別に3回目のコメントです。
>某社の某スポーツドリンクにはすごい糖分が入っているらしいですが露骨には商品名は出せません。・・
そうですね、例えば「首の長い動物」に「メガネを掛けると、嬉しくなりメガネが落ちそうになりますね」
yamahideo76さん、こんばんは。
>スポ−ツドリンクのことですが、水分・ミネラル・糖分と分けて考えてみてはと思います。
そうですね。私もそういう風に考えつつあります。
最初は熱中症にもスポーツドリンクにもなるような万能なドリンクをイメージしていましたが、そうではなくて状況に応じた飲み物の方がいいというように少しずつ考えが変わってきました。
塩分濃度は0.2〜0.3パーセントがいいと思うようになってきました。
糖分の設定が一番難しいかも知れませんね。状況に応じて糖分を加えるような考えになりつつあります。
それでもって美味しいというのがまた作るのに難しいですね。
コメントありがとうございました。
nonkibouさん、こんばんは。
そういえば、「ペットボトル症候群」という言葉を覚えました。つまり、ドリンクを飲みすぎることで急性糖尿病になるというものですが、手作りのスポーツドリンクは糖分を減らす方向がいいと考えるようになりました。
ステビアやラカントSのような植物由来のカロリーゼロの甘味料も飲みやすくするために考えていますが、健康面への問題もあるし面倒なんで必要ないかなと思ったりしています。
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