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私は慣れ親しんだこともあるので国土地理院の2万5千の地形図はとても好きであるけれど、多色刷りという点での美しさではフランス式のスイスの地図だと思う。
そもそも、日本の地図は明治時代前期あたりはフランス式であったそうで、その後にドイツ式に変わったと聞いたことがある。今の国土地理院の地形図はそういうドイツ式の流れなのだと思う。
どちらにしても、地図は見ているだけで楽しい。日本の地図がフランス式を続けていたら日本人の精神構造までもが変わっていたかどうか分からないが、「芸術的」という点ではフランス式に軍配が上がると思う。新しい国土地理院の地図は陰影が付いたのでフランス式との融合だとは思うが、もっとフランス式のスイスの地図のように美しくなって欲しかったが、まあ、仕方ない。
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上の写真は、むかーし買ったマッターホルンの地形図(登るつもりだった)と、私のハンドルネームの元であるミューレン(Mürren)の地図の一部である。マッターホルンの地図だけ1969年の刊行で、あとは77年〜81年の刊行である。もう少し他の場所を買った記憶があるが行方不明となっている。
写真のマッターホルンのような山岳部は氷と岩なので多色刷りの色数は少ないかもしれないが、ミューレンのようなU字谷にアルプや崖や村が散在するあたりの地形表現は本当に美しいと思う。私のカメラの腕が悪いので上の写真はそれが上手に撮影されていないかも。
スイスまで行かなければスイスの地図は買えないと思っていたが、どうやら日本でも購入は可能なようである。興味がある人は購入されてみるのはいかがだろう。山好きな人の部屋の壁に飾っても様になると思います。
昨日の[url=http://www.yamareco.com/modules/yamareco/detail-370580.html]岩登りトレーニング[/url]で筋肉痛がひどいミューレンでした

いつもmurrenさんの日記には驚かされてばかりですが、今回もまたまた
地図にフランス式とドイツ式があるんですか。。。
何がどう違うんでしょう?
Daveさん、こんにちは。
>何がどう違うんでしょう?
とてもよい質問ですね。
私も専門家じゃないので間違っているかも知れませんので後で追記するかも知れませんが、ドイツ式というのは三角点を設置して三角図法で正確に位置や高さを数値化して等高線などを1色で表現するのに比べて、フランス式というのは絵画のように沢山の色を使って地図を表現しているんじゃないですかね?リンゴを描くのにフランス式は絵具で色や濃淡や陰影で絵で描くのに比べて、ドイツ式は線で等高線を使ってリンゴを書くようなものだと思います。
正確さではドイツ式、美しさと分かりやすさではフランス式ということではないでしょうか。
ただ、今の地図だとどっちも正確だし多色刷りなので区別はしにくいかも知れませんね。今までの国土地理院の地図は陰影がありませんでしたのでドイツ式と言えたと思いますが、陰影を入れたのでフランス式と融合というということになるでしょうか?違っていたらあとで追記します。
ご丁寧に解説いただきありがとうございました。
何となくフランス人とドイツ人のキャラが出てるようで面白いな〜と思いました。
私もフランス式のほうがいいかな〜って思いましたが、何となくドイツ式は見た目よりも実用的な面を重視しているのかな〜と。
というか、そういうことを知っているmurrenさんに改めてビックリでした
Daveさんちょっと山を長くやればこれくらいの知識は普通ですので大したことはないですよ
今、ふと思ったのですが、ドイツで地図は買った記憶がありませんが、さすがにドイツの地図はドイツ式なんでしょうかね?ドイツもアルプスがありますのでそのあたりの地図を見てみたいです。推測ですが案外とスイスの地図に近い気がします。ドイツで私が何がすごいかというとDBですね。ドイツ鉄道。民営化にするのは回避されて国鉄のままだそうですね。山とはあんまり関係ないですがふと思いました。私はそいういう思いつき行き当たりばったりの人間です
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