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その応用でカラビナを十字に掛けた方法で懸垂下降を私は普通にしていました。緩い斜面ならカラビナは1枚+1枚でよいですが、傾斜が強くなるにつれて枚数を増やし、空中懸垂だと2枚+2枚でやると制動的には丁度いい感じでした。ただし、11ミリのダブルのザイルです。
さらには、ハンマーやピッケルのシャフトを使って懸垂下降をしていました。冬山の雪や氷の斜面ではピッケルのシャフトがこんな所でも活躍した訳です。
そういう技術を今の人が使っているかどうか分かりませんが、当時はそれで迅速に下降できたし、今でも有効な手段だと私は思っています。
そういう技術の応用で、上の写真のようなルベルソ4とATCガイドの使い方を我が家のツリーゲレンデでテストしてみました。
この方法の良いところは、ルベルソ4やATCガイドを外さなくてもいいのでセットする時に下に落とす心配はありません。つまり、懸垂下降を何度もするような長い壁なら使える技と思います。また、セットする時間も短くてすみます。何度もテストしてみましたが制動力は普通の使用(=マニュアル通り)と変わりません。つまり、この方法は十分に使えると思います。一般的には既知のことだと思いますがウラシマ太郎の昔の応用でもあります。
細かいことを言うとカラビナとこすれるので下降器の塗装がはがれるということがあります。
また、写真のようにハンマーのシャフトも使ってみましたが、ハンマーのヘッドが入れにくいのでエイト環以外は敢えて使う必要がないと思いました。エイト環に関しては斜面の緩い所なら実用的かも知れません。空中懸垂だと制動力が低いので初心者にはおすすめしません。ピッケルのシャフトなら入れやすいかも?(真似をする人は自己責任でお願いします。)
さらに、きょうのトレーニングは、ダックとシャントを使った空中懸垂状態からの登り返しです。まあ、普通にできましたが、もう少し工夫をしたいと思っています。
誰あての技術紹介なのか分かりませんが、自分の備忘録としてメモしておきます。
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