![]() |
![]() |
![]() |
それが何だか知らない内に英語読みのサーモス(THERMOS=独英同じ)に変わってしまいました。私たちがドイツ語読みをしていた頃もイギリスなどの英語圏では「サーモス」と呼んでいたそうですが、なんだかねぇー(-_-;)という感じもします。ともあれ、シュリンゲをスリングと英語読みする昨今、やっぱりテルモスじゃなくてサーモスと呼んだ方がいいのでしょうか?古い山男は悩みます。私としては旧THERMOS社のドイツ人従業員の人たちにリスぺクトの意味を込めて変わらず「テルモス」と呼んであげたい気がしますが…。
(※情報によるとTHERMOS社のドイツ本社も1989年に日本の会社の傘下になったそうですね)
--------------------
さて、タイトルの通り、新しい山専ボトル(FFX-500)をマイナス20度でテストしてみました。ネットでは常温とか0度の冷蔵庫での実験がありましたが、マイナス20度のテストは見当たりませんでした(私の検索能力だけかも知れませんが)。
正確な実験ではなくていい加減だったので精度は欠きますが、下記の通りの結果となりました。参考にしてみてください。
--------------------
■1回目:沸騰したお湯を山専ボトルに入れて冷凍庫(マイナス19.9℃)で冷やした。
ちなみにカッコ内の数値は20数年前のテルモス(タイガー魔法瓶(500ml))。
最初の気圧1018hPa
0時間後:95℃(95℃)
4時間後:82℃(77℃)
8時間後:73℃(65℃)
15時間後:54℃(46℃)
■2回目:沸騰したお湯を2分間入れてから捨てた。その後再び沸騰したお湯を500ml入れて冷凍庫(マイナス19.9℃)で冷やした。
ちなみにカッコ内の数値は20数年前のテルモス(タイガー魔法瓶(500ml))。
最初の気圧1020hPa
0時間後:99℃(99℃)
3時間後:89℃(82℃)
4時間後:85℃(80℃)
6時間後:80℃(74℃)
7時間後:77℃(70℃)
9時間後:72℃(64℃)
11時間後:66℃(58℃)
17時間後:54℃(46℃)
--------------------
テルモスの保温テストはネットでも公開されている人がいます。
□ネットで実験されていたデータ(ただしFFX900ml)
冷蔵庫(庫内温度0℃とのこと。カッコ内は旧山専ボトルの数値)
6時間後:86℃(86℃)
12時間後:78℃(76℃)
□ヤマノートでもod_doorsさんがテストされていました。
http://www.yamareco.com/modules/yamanote/detail.php?nid=498
それによると(無断ですみません)、
3時間後:84℃(ただし気温9.8℃〜7.8℃)
6時間後:77℃(ただし気温7.8℃〜5.5℃)
9時間後:71℃(ただし気温5.5℃〜4.1℃)
13時間後:65℃(ただし気温4.1℃〜4.5℃)
--------------------
■山専ボトルの箱に書かれてあった保温性能(FFX-500)
50度以上(24時間)
77度以上(6時間)
保冷能力:10度以下(6時間)
--------------------
【実験を終えて】
あまりにも世間での評判が良い「山専ボトル」ですので私も購入してみましたが、確かにすごい保温性能だと思いました。冷凍庫に入れてマイナス20度で冷やしておくと外側は非常に冷たいのですが、そんな中でも保温している姿はけなげで素晴らしいと思いました。
しかしながら、山専ボトルでお湯を持参してランチにカップラーメンを作るんじゃなくて、コーヒー紅茶程度なら昔のテルモスでも問題ないと思いました。
あと、サーモス社の製品は値段もピンキリで沢山あります。ひょっとしたら低価格の商品でも性能的には良い物が見つかるような気がしています。これだけの性能の高い山専ボトルですから値段が高いのは理解できますが、そのあたりはどうなんでしょうね?そんなことも思いました。
500mlか900mlかは悩むところだと思います。私の場合は前述の通り、紅茶かコーヒーを入れるのが昔からの習慣ですので500mlで十分だと思っています。ザックに入れるにしてもコンパクトですからね。900mlだと入れる水量だけでも重くなってしまいますので、そんな判断から900mlは買わなかったです。ランチにカップヌードルを作ったり複数で行く場合は900mlの方がいいんでしょうね。容量が違う二つあれば便利なんでしょうね(私は余裕なし)。
上の最後の写真は、昨日岩登りに行って残ったコーヒーを飲むために車のボトルホルダーに入れたらピッタシカンカンでした。ゴム底を取るよりも付けた方が安定度は高いです。思わぬ発見で嬉しかったです。
新しいボトル(500ml)のテストの結果ですが、od_doorsさんのと比較(設定気温は異なる)すると3時間後では5度ですが6時間の場合は3度となり、9時間後には僅か1度の差ですので、外気温差が20〜30度もあるのに時間の経過と共に比例すると思っていましたが、そうではないのですね。
nonkibouさん、こんばんは。
きょうも北海道ですかね?
私も詳しく考察しておりませんが、そこのところを少し思いました。
いろいろなことが考えられます。温度計の誤差や精密性、山専ボトルそのものの個体的な問題もあるようなことが書かれたアマゾンのコメントもあったように思います。
昨日、初めて私は実際に使ってみましたが、コーヒーを飲むには熱くて困るくらいでした。性能的には確かにすごいと思いますね。
murrenさん こんばんは
以前日記で、THERMOS社のことを書いたことがありますが、おふざけ上等な日記でした。
これが、私とmurrenさんの実力差って事でよろしいでしょうか。
nightsさんこんばんは。
nightsさんの日記を発見して拝読しましたよ。
おふざけ上等じゃなくて私の言いたいことと同じです。
古い山男はテルモスと呼びたいですよね。
『テルモス』という言葉だけで凍てつく冬山の小休止に立ち上る紅茶の湯気のあったかさを感じます。
古きは遠きにありにけり…ですかね?
いやいや、その後の、山専ボトルの実験のことです。
おふざけで終わるオイラと、それを枕に、データ取りするmurrenさんの違いというか・・・
また、私のつまらない日記まで探して頂いて恐悦です。
古きを尋ねて、新しきを知る・・・・ですよね。(違うかぁ)
(おふざけですいません) <(_ _)>
nightsさん
マイナス20度なら大体の日本の冬山でもOKなので、やっぱりテルモスってすごいですね。
私は気になるとテストしてみたい性格なのです。まぁそれが気が多いことにつながってしまいます
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する