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これは、「チョンボ棒」とか「お助けフィフィ」と呼ばれている類だと思います（笑）
厳密にいうと、チョンボ棒というのは、ヌンチャクなどのカラビナをプリクリックするためのもので別名プリクリップ棒またはスティッククリップ棒などと呼ばれています。
しかしながら、私が作ったのは、クリップではなくフィフィを付けましたので、チョンボ棒というよりは、やっぱり、「ロングお助けフィフィ」と言った方がいいのかも知れません。何しろ伸ばせば２メートル３０センチにもなります。縮めると全長６３センチです。ちなみに前回のお助けフィフィ付きアブミも縮めると６３センチで私のザックに収納できます。そういう計算で作った訳ですが…。
どっちにしろ今回も褒められた登攀道具ではありません
ヒッヒッヒ（ひきつり笑い）この棒の使い方は、垂直の人工登攀の壁で、ボルトが無くなっていたり使えない状態の場合にスキップしてその上のボルトに掛けることを想定して作ったものです。
現在の本番ルートのボルトは開拓黄金期に打たれたものが多いので数十年が経過していて錆びて使えなかったりする場合が多いと聞きます。錆びたボルトに命を懸けるのはロシアンルーレットです。人工登攀の心配な部分は技術的なことよりも殆どがそれです。ロシアンルーレットと言えば、ロバートデニーロの「ディアハンター」を思い出します…。
まあ、年度末の超多忙な時期にこんなことをしていてはいけないのですけどね…
ちなみに、このロングお助け棒は団地用こいのぼりのポールで作りました。補助ロープはエーデルワイスの７ミリです。フィフィは、コングのレスティングフィフィです。ボルトはステンレス４ミリにスプリング座金を計３個入れています。ロープの中間はアルパイン・バタフライノットで結んでいます。両端は二重８の字です。アルパイン・バタフライノットなどの結びは私のヤマノートを参考にしてください。
年寄りの冷や水のマニアックな登攀道具の紹介でした
【追記】
フィフィの部分は金属疲労防止のためにフレキシブルに改造しました。（３月１１日）
http://www.yamareco.com/modules/diary/42284-detail-68598
おはようございます
初心者の質問です（・・＃）
錆びたボルト・・やばい・・（ここまでは納得！）
でも、次のボルトも同時期に打ったような物なら？？それを確かめる方法ってあるのですか？？
＞垂直の人工登攀の壁・・
自然の岩なら自分でハーケン打つのでしょ？？
でわでわ
急坂で出ているクサリの止めボルトにも不安を覚えるときがあります。
そんなときは、例のたすきがけシュリンゲにヌンチャクでクサリにビレイしてますが・・
ロープに命を預けている状況で錆びたボルト・・考えただけでも怖い話ですね
uedaさん、おはようございます。
昔のルートで錆びていないボルトは1本もありません。
確かめる方法は基本的にはありません。見た目で判断するしかありません。
静荷重でジワジワと体重を掛けていくわけです。
ですので、大丈夫だと思って体重をかけたボルトが抜けたりリングが切れたりする可能性は大いにあります。つまり、誰かが落ちる前までのロシアンルーレットであるわけです。怖いですねー。アドレナリンとエンドロフィンがたっぷり出ますので爽快です。
ハーケンを打つ場合もありますが、基本的には残置のものを使います。
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