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帰国直後は「日本のクラシカルルートのどこでも登れる気がする」というような変な自信が湧いていましたが、よくよく考えてみると、著名な登山家がよく日本の「どうして？」と思われる場所で事故で亡くなってしまうケースがありますが、こうした私の気持ちに似たようなことが魔が刺す原因かも？と思いました（違うかも知れませんが）。
ともあれ、私が帰国後すごく登りたいと思った山は、
・どのルートからでも剱の頂上に立ちたい（やっぱり剱は日本最高のアルプスと思います）
・夏の北鎌にスルリと登ってみたい（実は春のみで夏の北鎌は未経験）
・前穂北尾根を５６のコルから上がり６峰を６７のコルまで登り下りし、登り返し、５６のコルから北尾根を前穂山頂まで登ってから再び５６のコルまで下り直す変則ルートで涸沢まで降りてきたい（ややこしいですが私の記録を読んでもらっている人にはお分かりかと）
・雪の硫黄尾根をやってみたい（時期的に大違いですが若い頃以来モチベーションが上がらなかった）
・南アルプスの聖に登ってみたい（登っていないという単純な理由）
・鈴鹿藤内壁で思い切りアルパインの練習をしたい
他にも、若いときに残してしまった山も余りにも多く、 Cross-hillさんが記録で書かれてていたように焼岳すら私は登っていないので登ってみたいし、とにかくどっかに登りたい気持ちが強くてイライラしておりました。
でも、きょうジョギングしながら、よくよく考えてみたら、私はマッターホルンを選ぶ前は穂高屏風岩に登るのを目標にして訓練しておりました。本当は来年の予定だったマッターホルンは、JALのマイルが期限切れになってしまうので計画を前倒ししたのが敗退の原因だったのかも知れません。
そんなこんなで、やっぱり屏風を単独で登ることを次の目標に決めました。
思い出してみると、私は屏風にはどうも３回登っていました。
ミックスルートで、蒼稜＋蒼稜＋雲稜、蒼稜＋雲稜＋雲稜、雲稜、という３回です。ぜんぶ涸沢ベースで屏風の頭を経て最低コルから涸沢まで戻っていました。
いまどきは、屏風の頭まで登るのは大変なので（実際に疲労のため核心部よりも体力が必要？）、横尾ベースで懸垂下降で横尾まで下るというのが一般的なようです。
そのために、どうしようか考え中なのですが、そうなると屏風東稜でもいいかなと思ったり・・・。
でも、十分にトレーニングしてからスッキリとバッチリ決めたいのでひょっとすると今年は間に合わないかもです。まあ、秋までにはどうなるか分かることでしょう。（なんて他人事のような・・・）
しかしながら、私が一番心配しているのは実は人工登攀の部分ではなくT4までのT4尾根のフリーです。
T4尾根は若い頃の記憶がほどんどありませんが、どうもその尾根のフリーを単独で登ることに今ビビッております（最大�元蕁法�
そんなこんなで、衝動的ですが、新しい靴を買ってしまいました。林道歩き＋アプローチ＋フリー＋人工でもいいような靴（写真右）です。これを穿いて少しトレーニングしてみます。ダメならクライミングシューズも持っていくかもです。
写真左は、 kuma-sanさんの日記でも取り上げられていた”シュヴァルツェ・メナートロイ”というアルプスの少女ハイジに登場（？）していたバニラの香りの花です。http://www.yamareco.com/modules/diary/1884-detail-77616
↑kuma-sanさんの日記
その花を教えてくれたのが中央の写真の３人のスイス人おばあちゃんたちです。
写真は許可を得ています。
３人のおばあちゃんと一緒にグリンデルワルトのクライネシャイデックあたりをハイキングしており、その花を教えてもらいました。３人とも英語がとても堪能だったので楽しくハイキングができました。
左の望遠鏡の女性は日本の知床にも来たことがあるそうで、自然観察員レベルの知識とものすごく良い視力と観察眼をもっていらしゃいました。
中央のおばあちゃんからは、その花を、「恋人が相手を思いながらプレゼントする」というような意味のある花だと教えてもらいました。「バニラの花の香りがするよ」とも。
休憩場所で私のポテチをあげたら３人とも美味しそうに食べてもらえました。
日本・スイス国交樹立150周年の個人的交流にはなったかも知れません
murrenさん、こんばんは！
そうですかぁ、何処でも登れちゃう？？？
分かる気もします。
勢いが止まらないですね。
前穂高北尾根は、昔に登ってるので、
また登ってみたいと思っていますが、どうなるか？？です。
II峰の頂上には、私のイニシャル（T.Y.）を刻んだハーケンが打ってあるのですが、もう、朽ち果てて無いでしょうね…。
murrenさんの次は、屏風ですか？
私は、八ヶ岳は却下して、現在悩んでます。
ではでは
ringo-yaさん、こんばんは
ringo-yaさんの日記の上の日記ですいません。
北尾根２峰にringo-yaさんのイニシャルのハーケンが刺さっているのですね。私は朽ちていなくてたぶん残っている気がします。それにしてもイニシャルを刻んでおられたのですね。それはそれですごいですね。
私も３５年ぐらい昔に軽く登っておりますが、今年の５月に最低コルから全部登ろうと思いましたが、残念ながら雪が多く６７のコルまででした。つまり横尾から考えても６峰がまるきし残ってしまった訳です。
まあ、体力がいつまでもつか分かりませんが今はそれなりの体力が出来てきましたので技術力を高めていけば総合力は出来上がっていくのでそれなりのルートは行けるような気がしております。そのあたりの自信は日記でも書かせてもらったように要注意なんですけどね。
ringo-yaさんも北尾根いかがですか？
murrenさん、お帰りなさい＾＾
残念な結果でしたが、ご無事での帰国で良かったです。
もう、次の国内の目標ですかぁ〜
さすがです
おＮＥＷなシューズは、「ボルダーＸミッド」でしょうか？
どこでも行けそうですね
でわでわ、安全登山で
to-fu-さん、こんばんは。
ほんと、私の弱点は「ルートファイディング」です。総合力の中にも立派に君臨する重要課題ですが、それが克服できないとルートファインディングがムズカシイ岩山は厳しいと思いました。
靴の名前はよくお分かりですね。私もいま見たらそういう名前だったので驚きました。
実は私の足型とは少し違っていましたが、インソールを店員さんと工夫してサイズも大きめで靴下調整でなんとかなる結論を得ました。人工はソールが固い方が楽なのでどうかなと思いますが、とりあえず屏風にはこれで狙ってみます。いつになるやらですが…。
murrenさん、こんばんわ。
スイスで国交樹立150周年の記念切手買って来ましたか？
高い岩峰を攀じるのは私にはできませんので、
そんな山々を見ながらお花畑の広がるアルプの丘をハイキング、
というのが理想です
sakusakuさん、そうだ、切手のこと何か忘れていると思ったらそれでしたね。完全に頭から離れておりました（おバカです
そうですね、お花畑というか牧草地というか、やっぱハイキングがいいですね。でも、そういう意味では日本のお花畑の稜線はハイキングそのものですので雪倉あたりとか裏銀座とかとても素晴らしい山域だと思いますね。私は日本の山を再認識しました。
あ、さっき、書き忘れました
おニューの靴の隣は…
RCCIIの日本の岩場
当時、みなさん、これ買ったんですね。
ひょっとして、ベストセラーだったりして。
この本を見て、心を時めかせました。
懐かしいですね。
ではでは
ringo-yaさん、そうですそうです
誰かに反応してもらおうとわざと置いておきました。
反応していただけて嬉しいです
これを見るだけでモチベーションがあがりますね。それによく出来ていると思います。
murrenさん、こんばんは。
私も「新編：日本の岩場」をみて、おもわず反応しましたよ！当時はこれを暗記するほど読んで（眺めて？）、ボロボロになりました。実はこの「新編」でない前のバージョンも持ってました。
そうです、多数の著名な登山家がなんでもないところで命を落としています。どこに落とし穴があるか、自然はあなどれないです。
屏風のT4尾根は、もう30年以上前になりますが、そう問題になるところは無かったのでは？と思います。当時も確保無しで登っていましたよ。ひょっとしたら固定ロープでもあったのかな。。。
焼岳以外にも、登り残した山が結構あります。穂高周辺では、霞沢岳にも行ってみたいし、あの笠ヶ岳も抜け落ちています。そのうちに・・・
Cross-hillさん、こんばんは。
日記中に無断でお名前を掲載させてもらってすみませんでした。
T4尾根は私の記憶ではほとんど記憶がなかったので昔の感覚だったら難易度はきっと問題にならなかったと思いますが、私が最初に登ったときの記録を私の相棒が書いていて、それを読むと「フリークライミングの核心部は最初の２ピッチほどだが全くいやなところだ。」と記録されていました。私がトップで取り付いたと書かれていましたので我々は確保はしていたように思います。
さらには、新編「日本の岩場」には、「この尾根は末端に４０メートルほどの岩場を持ち、なかなかあなどれぬクライムである（�検法廚判颪い討△辰燭里妊咼咼辰討�る訳です。
まあ、�元蕕鯡簑蠅覆ぅ譽戰襪傍蚕僖▲奪廚垢譴个いい里任△蠅泙垢�、ちょっと心配な部分ではあります。
登り残した山は私も多く、当時は岩登りに夢中であったので仕方ないとは思っております。
だからと言って今さら義務感で登る必要もない訳ですので、「山は逃げない」という本来の意味は、もっと高次元のものだと最近考えるようになってきました。つまり一生一度も登れない山があってもいいという思いになってきました。さもなくば世界中すべての山を登らなくてはなりませんから。
ミュウレンさん、お帰りなさ〜い
計画目白押しですね・・
本格的に山復帰
＞、著名な登山家がよく日本の「どうして？」と思われる場所で事故で亡くなってしまうケース・・
知らない山は慎重になりますが・・知っているルートにたいする油断なんでしょうか
ふふふ・・屏風にチャレンジするミュウレンさんを下から眺めてみたいものです
ゆるりと日本をお楽しみください
でわでわ
uedaさん、
油断なのか何なのか私には分かりませんが、現実的には素人のような場所で事故が多いので心理的なことがあるんでしょうね。
私はまだ復活という印象を感じておりません。昔のように倶楽部を復活させて活動すればそういう気分になるのかも知れませんが、まだまだ修行中の身の上ですしそういう気分ですわ。
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