|
遭難者のうちの７％程度が病気で遭難しているようです。
https://www.npa.go.jp/publications/statistics/safetylife/sounan.html
道迷い・滑落・転倒で合計で約7割を占めるので、病気の割合が高いとは
いえないかもしれませんが、登山の場合はとくに熱中症への対処法は知っておいたほうが良さそうです。
山の中だと軽度の熱中症「以外」は119番が第１選択になるかと。
＜心臓発作・脳卒中・低血糖など＞
• 心臓発作は胸や背中の痛みを訴える。顔面蒼白になり冷や汗をかく。ただちに119番。
• 傷病者が薬を持っている場合は、服用を「補助」する。
• 脳卒中の典型的な症状の見極めFAST（顔の麻痺Face, 腕の麻痺Arm 言葉の障害Speech, 発症時刻Time）、ただちに119番。
• 呼吸困難は前かがみに寄りかかって座らせる。ただちに119番。ぜんそくで吸入薬を持っている人には服用補助。
• 低血糖で意識が無い場合は119番。糖尿病治療中の人が発症した場合はブドウ糖タブレットの服用補助。無い場合は角砂糖や甘いジュースなどをすすめる。
＜熱中症の手当＞
• 日陰など涼しいところなどに避難
• 水平な体位、または傷病者本人が楽な体位にする
• 厚い衣服は脱がせて熱の放散を助ける
• 水分補給をさせる（スポーツドリンクが良い）
• 胸や腹の体の表面に水をかけてうちわ等で扇いで体を冷やすと良い
• 氷嚢があれば頚、脇の下、股関節部を冷やすと良い
• 早く体温を下げることが大事
• 水分取れない・改善見られない・痙攣がある・手当の判断に迷う場合は119番
＜熱中症の予防＞
• なるべく日陰・涼しい場所や涼しい時間帯に活動する。
• こまめに汗を拭き（放熱を助ける）、速乾素材の衣服や帽子を着用する
• のどが渇く前に（定期的に）水分補給（利尿作用があるものは控える）
• 集団活動の場ではお互いに配慮する（リーダーは熱中症になりがち）
• めまいやこむら返りがおきたらI度の熱中症の可能性あり。安静と水分補給を。
• 頭痛・吐き気・倦怠感が出た場合はII度。すぐに病院へ搬送。I度が改善しない場合も。
• 意識障害・痙攣がある場合はIII度。入院・集中治療が必要となる。
写真：参考にしているテキストたちです。
amizumuraさん こんにちは
赤十字救急法講習ですね。中学生、高校生の時に受講し終了証なども頂いたのですが、何処に行っちゃったんだろう。
しかも綺麗さっぱり忘れたし、人工呼吸法とかもう変わってるんだろうし、心臓マッサージはそれとは別に教えて頂いたけど、当時の赤十字救急法講習にはなかったような、意外と外科的な内容も多くあったように思います。三角巾はなんとなく使えると思うけど、包帯ってもうネット状の奴で良いと思うし止血はどうなんだろう。とか思うな。
もう一回勉強しなそうそうかなぁ。AEDとかもあるだろうし。
でも勉強したところで使うことがあるのか？
これまでに、使えたのは酔っぱらいのオヤジが駅の階段で落ちて持っていたタオルで止血して意識があるのを確認して119に電話（当時は携帯なんてなし）戻って声をかけ続け、救急車に渡したくらい。
やっぱり実践しないと忘れるよね。実践が無い方がいいんだけど。
nightsさん こんにちは。
実践しないと忘れますよね。でも無い方が望ましいですし
私は深刻な場面には遭遇したことありませんが、妻は先日最寄り駅から自宅までの途中の坂道で坂の下の方に頭を向けて倒れているおじさんを発見し、周囲の人と協力して介抱して救急車を呼んだそうです。もしそのおじさんがコロナだったらどうしよう？としばらく焦っていました
救急隊が搬送する時も、コロナ関係の確認（濃厚接触の有無とか、もしもの時の連絡先聴取等）とか何もなかったそうで・・・
そんなことを最近経験したので、ちょっと備忘録として書いておこうかと思い立った次第です
コメントありがとうございました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する