自転車の少年とおっさん

昨日のこと

妻子は第二子出産に備えて実家へ帰っているので、一人取り残された私は近所のドラッグストアへ牛乳と食材少々を買いに出かけました。
レジに並んでいると、窓の外で自転車の少年（少年というよりはもうちょっと年上かもしれないが）と、年配の男性が、自転車を挟んで何やらガチャガチャやっている。どうやらチェーンが外れてしまったらしく、年配の男性が直そうとしているようでした。

さて会計を終えて店を出てみると、二人はまだ悪戦苦闘中…
たまたま私は、キーホルダーに小さなドライバー（スクリュードライバー…所謂ねじ回し）をぶら下げていたりして、外れた自転車のチェーンを直すのはちょっぴり（根拠のない）自信がある。そこで「大丈夫ですか？お手伝いしますよ」と言ってさっそく参戦してみました。

が、今回の自転車はなかなかの強敵。
外れたチェーンを無理に引っ張ったらしく、ボトムブラケットとスプロケットの間に固く固く食い込んでいてなかなか取れません。
そうこうしている間に、私よりもう少し若そうな男性が「大丈夫ですか？お手伝いしましょうか…？」と参戦してきて、少年一人と自転車一台を挟んで、見ず知らずのオッサン三人があーでもないこーでもないと奮闘することたぶん５分ぐらい

ついに、クララが立った！！

もとい、チェーンは直った！！

少年が一人で自転車で去っていった（もちろんお礼は言って）のを見ると、どうやら最初の年配の男性も、少年の知り合いではなく、通りすがりに助力を申し出た様子。

困っている少年を見過ごさず、（私も含めて）見知らぬオッサン三人が集って少年を助け、さわやかに去っていく…

いろいろあるけど日本もまだまだ捨てたものではないな