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一方で、歩き終えた時に、二度と歩きたくないと思う道も多い。
今回、歩きたくない道3選をリストアップしてみたい。1位、2位は直ぐに決まった。
3位〜5位は悩んだが、直近に歩いた道が、やはり辛さのインパクトが強かった。
まだこれからも徒歩旅は続くが、これらより歩きたくない道が出てきそうで体力維持が不安である。
結果は画像1の通りです。決定に至る情報は以下の通りです。
1位:
親不知子不知区間は、終始、身の危険を感じる区間である。入口からすぐに桟道になっており、これは景色が楽しめると思ったのも束の間でした。300mほど進むと行き止まり。しかも道路に入れないようにかなり高い柵があり、入口まで引き返し、近くにいた工事関係者に「歩行者が歩く道は別にあるのですか?」と尋ねた所、「ここを通るしかない」と教わった。再び桟道を進み、行き止まりの地点で柵を越え、道路に入り、右側通行で歩き始める。桟道は途中何ヶ所もあるが、新潟方面に向かう人には役に立ちません。道路を横断する危険と柵を跨ぐのに転倒するおそれがあるからです。これまで私が経験した最難関個所と言えます。歩道のない洞門とトンネルが延々と14.5Kmも続きます。躓かないように、大型車の風に巻き込まれないように、壁に持たれるよう重心を傾け、帽子は飛ばされないように握りしめて、砂塵が目に入らぬように細目にし、対向車が来ないと分かれば、急ぎ足で前進し、危ないと感じた時は立ち止まり、時には身をかがめたりしながらの3時間でした。駒返しトンネルを抜けた辺りで、やっと終わったと思ったら、少しして子不知区間が始まります。勝山トンネルを抜けたら、危険区間は終了です。貴重な経験でしたが、二度と歩きたくないと思います。
2位:
上川の食堂のおじさんが北見に行くのに、『この道はやめた方が良い。何もないし、車もほとんど通らないと言っていた。熊も出るぞ!石北峠を通る方が良い。』と言われた。確かに出会ったり追い越されたりした車は、約20台である。旭川紋別自動車道が無料なので、そちらを利用する為である。熊の出没危険があり、人家や人はおろか、車さえ数えるほどしか出会わない。時々、駅逓跡はあるが、とにかく不安になる長道中です。やっと上り詰めた遠軽町境は北見峠である。表示は少し先にあった。ここから白滝駅までまだ18Kmもある。
3位:
体力的にも気候的にも条件は悪かったが、私の”歩きたくない道三選”にリストアップします。いくつもの山を越え、距離的にはまだと判っていても、遠野はまだかと何度呟いたことか。遠野市に入るまでにふた山、その後も幾山か越えました。とりわけ宮守地区が見えた時は、住居も多く、やれやれと思ったものです。ところが更にひと山越える長丁場でした。人間とは不思議なものである。鱒沢駅までくると、『よし! もうひと頑張りしよう!』と気力が湧き、遠野駅まで歩き切りました。
4位:
えりも黄金トンネルです。名前の謂れは、黄金を敷き詰めるほどトンネルの作成、維持にお金が掛かっているからです。とにかく長くて不安になります。長い約5Kmです。正規の歩道はなく、トンネル維持管理用の作業道なので油断するわけにはいきません。ところどころ明かりが途絶え足元がはっきりしない地点もありました。地震や事故などが発生した場合、どっち方面の出口が近いのか、気になります。出口まであと30mの表示板が現れた時は嬉しかったです。他方(歩いてきた方)は4910mです。
5位:
よく見かける『熊出没注意!』の看板ではなく、『ここは熊の生息地です!』の看板を横目に長〜い峠道を怯えながら上ります。観光バスやマイカーから怪訝そうな視線を浴び、日差しにも堪え、見返り峠、知床峠を目指しました。知床峠では観光客もおり、道中を含め景色は素晴らしいので、『歩きたくない道』には、減点です。
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