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で、今回のリベンジにあたってはその貧しい読図のリベンジにもありました。少なくとも自分の気持ち的にはそうでありました。
魚谷峠へ降りてきてから(すでに柳谷までに2、3回進路を見失ってはおりますが、)まず落ち着いて地図の整置から始めます。なおよくわからない。困ったことです。
それでも目の前に見えている尾根が地図上の山道だということは分かりました。よく見てみると林?の中に赤いマーキングもあります。しかし、それがなお山道の取り付きには見えませんし、地図上とも違うような気もしましたが、どう考えても山道がそのマーキングの上の尾根であることは明かです。
ワタクシのリベンジはこの時点で終了し、ひとり勝利の美酒をかざし(気持ち的には)、さらにあまりにも見事に続いていく尾根スジに酔いしれておりました。
つまり昨年の林道経由のようにそのまま狼峠まで続いていくものだと思っておりました。
これはその世界ではどう考えてもオロカモノそのものであります。
本来、読図のリベンジなるものがあるなら、トータルな意味で読図を完了してふたたびの山歩きにのぞむことなのかと思います。
添付したログがこのコースの要なのかと思いますが(違うかもしれません)、検証してみますとこの尾根は複雑は複雑ですが、尾根の東側?に緩やかなピークがふたつあり、ほぼ尾根歩きですが、若干トラバース気味に緩やかに西方向へ流れ?ます。いい尾根で気分はトレラン的?にさえなってきます。つまりイケイケ気分になりました。
もともと方向音痴ですが、この尾根の西へ曲がっていくポイントから、北へゆるやかな谷筋へ降りて別の尾根へ登り返すというのは、あらかじめそれこそちゃんと読図しておかないとわからないというのが今回の大事なポイントでした。けっこう大きな谷です。
結局、どうして間違いに気づいたのかは、たぶんヤマレコのGPSログだろうと思います。帰りは帰りで左右を完璧に間違えたようです。ここの山道の実際の見極めはワタクシにとってはかなり難しかったです。
帰ってきてよく確認してみましたが、実際の現場のイメージが読図からできるかというとこれはこころもとないのが実際のところです。
Apple Watchのヤマレコ表示も拡大の方法が分からなく結局iphoneを取り出してました。今度からはルート外れ警告も設定しておく必要がワタクシの場合、特にあるようです。
なかなか山道の踏み跡(トレース)?がほぼ不明なところでもあり、それでも迷い道を振り返るとひとはやはりこの尾根スジを歩くよなぁ、魯迅のもともと地上には道はない云々をブツブツ思いながらのリベンジでありました。
さて、もうひとつ、「造林鎌」。
これは重かったです。今回、これはこれで実際、対クマではなく使う場面もないではなかったのですが、勝手にやっていいのか、あとでお叱りを受けるのではないかと少々思案し、それはやめましたが、道迷いショックの方が大きく、クマのことを考えている場合ではなぁい!というのが結論です。
やはり、クマで気をつけなければならないのは周辺が見渡せないところを進むときかと思います。なんだかこのリベンジ渦中、造林鎌があらためて今回のマヌケの象徴のように思えました。
ところでたまたま平出和也さんの再出発?のテレビを見てましたら、なんとinReach Mini 2がザックの右肩に目立っておりました。使う意味のスケールはいささか(この形容もおかしい?)違いますが、少々喜ばしく思いました。
inReach Mini 2は今回の山行きでは完璧でした。家人によるとinReach Mini 2から届くメールのマップを拡大していくとワタクシが出てくると思ったそうです・・・、あとで確かめたところ確かにかなり詳細な現地の画像が拡大表示されますが、ワタクシがそこに現れるわけではありません。
マヌケは至る所におります?
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