昨日(9月2日)、予約済みのリニューアルした広河原山荘に前夜泊するために、雷雨のなか、芦安駐車場に車を運転して出かけました。
駐車場に着いたのは、13:30過ぎ、15:00の広河原行きのバスには十分時間があるなと思い、登山靴に履き替え、おもむろにバス停に向かいました。
豪雨とはいえ、芦安第二駐車場は閑散としていて人の気配が全くありません。
「アレッ、バスの切符売り場が閉まっているぞ」
嫌な感じがしたので、バス停に一人だけいた係員らしい高齢の男性に尋ねました。
「バス停は此処ですよね。3時のバスはここに並べば良いのしょうか」
すると・・・。
「今日はもうバスは終りだよ。最終は1時のバス。繁忙期じゃないからね」
エエ−! 頭が真っ白に
「時刻表に15:00のバスがありますよね」
「8月までは毎日15:00のバスが出ていたのだけれど、9月からは土休日しか来ないよ」
「今日は平日だから1時のバスが最終、いまだと1番早くて明日の朝5時のバスだね」
「繁忙期は終わったからね」
ガーン!
今日は広河原に行けないということか。それでは今回の山は駄目だ、登れない。
明日の朝一のバスで広河原に行けば確かに山には登れるが、それでは今日広河原山荘を予約していることが全く無意味になってしまう。
広河原山荘に電話を入れ、当日キャンセルになってしまうことを伝えると、タクシー会社にタクシーが出せるか聞いてみるとの優しい対応・・・しかし豪雨の中佇む私は既に心が折れていました。
しばらくすると折り返し広河原山荘の阿部さんから電話が入り、タクシーは出せるとのこと、ただ1台貸し切りなので片道7,000円になりますということでした。
しばし考えたうえ、やっぱり不泊にさせて貰うことにしました。
自宅に帰ることにしました。
15:00発のバスは時刻表をよく見ると黒丸が着いていて、9月からは土休日のみ運行だということが欄外を読むとわかりました。今頃理解しても遅い。
実は8月29日の月曜日に4回目のワクチンを夕方接種したのですが、いままでで一番副反応が長引いていて、いまだに身体がだるく気力が全く出ない中、何とか芦安駐車場まで頑張って車を運転してきたのでした。
倦怠感(だるさ)は主に眼の奥がジンジンしたり食欲がなかったり、十二指腸辺りが痛かったりと自律神経失調症に似た症状です。
そんな体調不調で、明日の朝5時まで車中泊で待つのか、プラス7,000円でタクシーに乗って広河原山荘へ向かうのかどうかの判断は、雷雨が激しい中で明日の天候回復予想が絶対ではないこともあり、体調不良もあり今回の山行をキャンセルする判断をしました。
迂闊だったのですが、山は繁忙期を過ぎていて、バスのダイヤは既に秋の季節に入っていたのでした。
山の繁忙期はもう終りだったのでした。
皆様ご注意ください。
大変な経験をされましたね。
とても残念でしたが、引き返して正解ではないでしょうか。またこのような「そもそも登山を開始できないリスク」は意外と知られていなかったりするので、シェアしていただいた事は非常に有益だと思います。ありがとうございました。
バス停で明日の朝までバスはないよ、乗り合いタクシーもないよ!と教えられた時は頭が真っ白になりました。
昔、ナビ設定を間違えて登山口迄二時間かかるところに着いた時に、目的地です、と言うナビに怒ったことを思い出しました。
来週の幌尻岳も三年連続で登山口に立てませんでした。
ワクチン接種の副反応と蓄積された疲れが相俟って倦怠感が消えなかったのかなと思います。
今回は仕切り直しをして、無理しなかったことで事故を回避したのだと前向きに考えています。
登山口に立てないリスク、その通りですね。
予定通り登山口に立てれば山行の8割成功かもしれません。
ありがとうございました。
コメントを編集
いいねした人
コメントを書く
ヤマレコにユーザー登録いただき、ログインしていただくことによって、コメントが書けるようになります。ヤマレコにユーザ登録する