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わが愛する山々は、2011年5月に山と渓谷社により復刊された「わが愛する山々」にて紹介された山のリストです｡
『日本百名山』の著者深田久弥にとっての特別な山が紹介されています。
自分が知らぬうちに山リストを達成していたので、以前ヤマケイ文庫で読んではいたものの印象が薄く、今回改めて再読してみました。
今度は復刊前の新潮社文庫を入手して読みました。
ヤマケイ文庫との違いは、掲載されている山の順番が違うことと、恵那山が入っていない二点です。
新潮文庫では以下の山々の紀行文が掲載されています。（掲載順に記載）
・笠ヶ岳・雨飾山・雲取山・剣山
・九重山・武尊山・斜里岳・阿寒岳
・羅臼岳・後方羊蹄山・御座山・天城山
・笊ヶ岳・大台ヶ原山・守門山・白峰三山
・皇海山・塩見岳・火打山・早池峰山・安達太良山
再読して気が付いたことが幾つか・・・。
�� 深田久弥氏は笊ヶ岳に登れていなかったこと
�� 火打山の紀行文中に我が出身高校「新潟県立高田高校」の校歌が一部引用されていること、また鬼籍に入られてしまったが授業を受けた高校の先生が登場していること
�� 雌阿寒岳は入山規制で登っておらず、雄阿寒岳に登っていること
などなど新たな気付きが沢山あり、楽しく再読できました。
笊ヶ岳などは積雪期に山梨側から登ろうとしており、ガイド連れとはいえかなりハードな計画で、山の神を過ぎて笊・小笊や生木割山辺りが見えた辺りで撤退した模様です。
火打山には我が母校新潟県立高田高校の校歌と共に、赤倉ホテルや岡倉天心記念堂などの記述も出て来たりして、新潟の故郷の景色を懐かしく思い出しました。
ヤマレコの山リストのお陰で深田久弥氏の名紀行文を堪能したわけです。
日本百名山より自然体の文章で綴られている読後感の爽やかな一冊でした。
写真（1）わが愛する山々 新潮文庫
写真（2）わが愛する山々 ヤマケイ文庫
写真（3）白峰三山（今年登頂した私の大峠山山行から）
殆どが100名山なので達成しているかな？ と思いましたが・・・・雄阿寒岳が未踏でしたorz。
完登には意外とハードルが高いかな・・・
ご指摘の通り殆どが日本百名山です。
雄阿寒岳は雌阿寒岳が入山禁止の時に登りました。
日本二百名山をチャレンジしている人ならば、大抵完登されているのでは無いでしょうか。
深田久弥氏は笊ヶ岳は未踏ですが、御座山などはとんでもないロングルートで登頂されています。塩見岳なども三伏峠までの長いアプローチ、往時の困難さがよくわかりました。
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