気になって、Googleレンズにかけたところ、画面に「ヘクソカズラ」の文字。
変な名前…。
漢字を調べてみたら、やっぱり屁屎(屁糞)のヘクソでした。
花の名前って、風流で雅なものが多いじゃないですか。
金露梅とか、一人静とか、蛍袋とか。
屁糞ってさぁ。
あんまりなんじゃない?
さらに調べを進めると、もっと不憫な事実が判明!
面白かった?ので、かわいそうに感じたポイントをまとめてみました。
かわいそうポイント 1 「いうほど臭くない」
写真を撮るために近づいても匂いはほとんど感じない。
葉っぱを切り取っても特にしない。
葉っぱを指でもみ潰すと青臭いにおいとともに、「あー…、ちょっとうんちっぽい…かも?」程度の悪臭がします。
確かに気になる臭いはする。
でも屁糞と名付けられる程でもないと思う。
かわいそうポイント 2 「人を助ける良い草(薬草)なのに」
ヘクソカズラは薬草で、特に皮膚に良く、しもやけやあかぎれの治療に用いられたそうです。
ヘチマと同じく化粧水にもなる。
お世話になっておきながら、この仕打ち…!
というか、薬にするため大量の花や実を揉んだり擦ったりしたから、臭いが気になってこの名前になったのかもしれませんね。
かわいそうポイント 3 「変種には可愛い名前がついている」
ヘクソカズラの海岸型の変種には「ハマサオトメカズラ」という可愛い名前がついています。
見た目もニオイもほとんど同じ花なのに。
片や屁糞。
片や早乙女。
あんまりじゃないですか。
一応ヘクソカズラにもサオトメカズラという別名がありますが、奈良時代から伝わる由緒正しき名前があるせいで定着しなかったと、本に書いてありました。
お前、1千年も屁糞と呼ばれてきたのか。
かわいそうポイント 4 「花言葉までネガティブ」
ヘクソカズラの花言葉は「人嫌い」
ヘクソカズラは臭くて人を寄せ付けないから、人嫌いなんだそうです。
しかし前述のとおり、何もしなければ臭くない花なんです!
人間の都合で揉んだり擦ったりしたあげく「君、臭いから"人嫌い"ね」なんていうのは、あまりにも人間の身勝手じゃないでしょうか?
かわいそう、かわいそうと言いながら面白がっている自分。
印象に残るという意味では、良い点もあるのかなぁ。
ちょいちょい変な名前の花ありますよね!
犬のふぐりに似ているというイヌノフグリの実ですが(写真でしか見たことないですが)、
実は可愛く思ってます
犬のふぐりも…
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