コンビニだって、マックだって、デニーズだって「いらっしゃいませ」というのに、山小屋のオヤジは絶対にこれを言わない。まあ口の利き方知らないからね。
マニアに憧れの船窪小屋に行ったことがあるが、小屋の手前に差し掛かったら、鐘突き堂の鐘が鳴りだして「登山者が来たら、鐘を鳴らすことになっているんですよ。いらっしゃいませ」と手伝いの兄いに言われたことがあったが、前段の注意書きは後で言った方がいい、まだ照れていて小屋番としてこなれていなかった。
混雑していた北穂の売店で、ジュース売りのバイト姉さんはシーズオフにコンビニ店員やっているとかで、「いらっしゃいませ」と言われたが、生涯この2度だけ。あとは、横目でにらむ、無視する、こっちの顔だけみている。「宿泊できますか」「はい、できますよ」とは、ロシアか北朝鮮の商売と同じで、こんな日本語のやり取りが正しいと思っていたら、あと10年後登山ブームは終焉して、北アルプスの小屋は全滅する。それからじゃ、遅いよ。
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